内容説明
大国アスタイダルガの第四皇子ナランツェツェギは、国同士の関係強化のため、隣の小国ハドゥマサルの王弟・ダムディスレンと夫婦となる。初めて絵姿を見た時から、男らしいダムディに惹かれていたナラン。けれどいざ彼を目の前にすると、生来の口の重さと自信のなさが邪魔をして、うまく話もできない。そんなナランを、ダムディは大人びた微笑みで受け止めてくれるけれど…?年の差ドラマティック・ロマンス。
著者等紹介
安西リカ[アンザイリカ]
小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょん
15
小国の王弟×大国の第四皇子。武力が尊ばれる世界で体の弱さから自信喪失している受がわかりやすいツンデレで可愛い。双方政略結婚とはいえ、最初から好感を持ち、徐々にそれが深まっていくのも良かった。戦争の重大局面で受の知力が活躍するのもスカッとする。敗戦国が簡単に占領国を受け入れるのはちょっとファンタジーだと思うけど、安西さんらしい優しい世界だった。2025/10/08
しゅう
10
ラナンが可愛かった〜。お団子もお手紙も可愛かった、しかも賢くて意志も強くて魅力的な受けさんでした。お話も適度に甘く適度にハラハラして、とても楽しく読みました。最後にあるチビキャラが作者さんが是非文庫にも掲載をとお願いしたイラストでしょうか…最高です♡ ところで、ワジムが某VIVANTのドラムさんに重なってしようがないのですが笑2025/09/16
beniko
6
時代物ファンタジー。表紙を見て、攻めっぽいほうが大国の第四皇子かと思っていたら、逆でした。政略のための同性婚で式の後もほとんど接点を持たない二人ですが、文化も民族も違っていて、実は似顔絵を見たときから自分たちとは違う相手の容貌に惹かれ婚姻をプラスに捉えていたのも萌え。最初は不器用すぎるナランにイラっとしましたが、一生懸命で実は芯も強い。困難の中で互いを尊敬し想い合う二人も、二人を支えるそれぞれの側近も素敵だった。本編はナラン視点、書き下ろしはダムディ視点と両視点ある安西先生のスタイル、とてもいい。2025/08/29
せんく
4
古式ゆかしきツンデレ皇子、と思ったら可愛い末っ子皇子でした。隣国王弟の包容力に主人公と一緒にうっとりしていたら物語が急展開。主人公たちの活躍にハラハラドキドキでした。後編の攻め視点も良かったしSSまで含めて大満足。2025/05/10
へへろ~本舗
3
珍しい安西さんの異世界物。2025/05/01
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