内容説明
雨音で目覚めてしまった朝、一顕と整はホテルで待ち合わせ、モーニングビュッフェデートを楽しんだ。数日後、一顕のデスクに整からの誕生日プレゼントらしき折り畳み傘が置いてあり…?―「秋雨前線」ほか、身体から先にお互いを知ったふたりが、手探りで恋人同士になっていく日々を綴った、名作「ふったらどしゃぶり」後日談集。スピンオフ「ナイトガーデン」の番外篇も収録した完全版を、上下巻で文庫化。
著者等紹介
一穂ミチ[イチホミチ]
1月生まれ。第171回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りゅう☆
60
【『ふったらどしゃぶり』番外続篇】お互いを好きで好きでたまらない気持ちと幸福感がたくさん伝わってくる。そこに一穂さんのとても綺麗な言葉で紡ぎ出す情景にうっとりする。ずっと一緒にいたい。触れ合いたい。抱き合っていたい。帰りたくない。でも帰らなきゃ。またね。きゃーーーもう幸せ。『long hello』収録「little prayer」からの「answered pray」で「変わったこと、変わっていくこと、惜しんだり、怖がったりする必要は多分ない」に安堵。1P目の一顕&整のイラストはずっと眺めていられる。眼福。2025/02/21
めるこ
3
二人の幸せしかない内容に胸がほっこりしました。 ふったらどしゃぶりがしんどい内容であったので、よかったなぁって思いました。下巻も楽しみです。2025/05/03
ヒトコ
2
「ふったらどしゃぶり」の番外編集。一部「ナイトガーデン」を一顕と整の側から描いたお話もあり。 2018年の単行本版にその他掌篇2・3、短編2話(たぶん)、(あとがきにかえて)が加わったので、文庫版は上下になった様だ。 林檎とイエスかノーかと同様に好きなシリーズだが、本編は読み直すが少し辛い。 なので二人の再会以降が書かれたこの番外編は安心して楽しめた。下巻も楽しみ。 ドラマ化もされたので、久しぶりに本編も読み直してみようかな。2025/01/13
なな
2
確認していないけれど、上巻はあとがき以外新しいものはない、のかな?発売日13時頃書店に行ったら品切れで、他所で在庫チェックして取り置き依頼、後日取りに行く。上下巻で並べてみると表紙がすてき。一穂342025/01/12
満月
1
★★★★(2025)2025/01/26