内容説明
楽しいこと・気持ちいいことが大好きで、一人に縛られるなんてありえない。そんな久瀬には、長い付き合いの“友人”がいる。彼・鳴町とは体の相性がすこぶるよく、一途に好かれているのは知りながら都合のいい関係を続けていた。ある日鳴町とのプレイで手首を痛めた久瀬は、彼の部屋で面倒を見てもらうことになる。共に生活し、改めて鳴町が自分よりもずっと大人で、仕事の出来るいい男だったと気づかされ…?
著者等紹介
安西リカ[アンザイリカ]
6月15日生まれ。小説家。季刊・小説ディアプラスで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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きょん
22
高校時代からのセフレ同士。会社員鳴町×美容師久瀬。受がバイで遊び人というBLにはちょっと珍しいタイプだけど、若気の至りを過ぎて、落ち着く話かな。攻がとにかく一途なので報われて良かった。2023/07/16
beniko
17
高校の同級生の鳴町×久瀬。女癖の悪い受けは好きじゃないけど、久瀬は自分の長所も短所もよく分かっているのと、最初の約束どおり「男は鳴町だけ」を貫いてるのは良かった。高校の時の勇気ある告白以来、鳴町はずっと一途で、久瀬はモテモテなので女関係が派手なのも仕方ないと、久瀬を丸ごと受け入れている鳴町はすごい。人生、何かがきっかけで、はたと自分自身を思い知る瞬間があるだろうが、A.クリスティの『春にして君を離れ』の主人公のように直視しきれない人や場合も多いだろうに、久瀬はそうじゃなく、気付きからの逆転劇が最高だった。2023/07/23
史
6
作者読み。すぐ誰かと恋愛する男が、自分のことをずっとずっとずっと好きでいてくれる人と出会い、長年付き合っている。彼はいつの間にか成熟して変化しているというのに、自分は何も変わってない。それに気がついた時、改めて男も彼を唯一無二で愛していたことに気がつく。そこで心が折れてしまえば悲劇悲恋。しかしながらそうではない。彼の愛はいつまでも変わっていなかったのだ。少し起伏は薄いものの、しかしこの先生の黄金パターンな作品。とても好きですねぇ。2024/02/06
stmy
5
良き!2024/11/19
へへろ~本舗
4
最初はとっつきにくかったけど慣れたら一気に読了。2023/05/16
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