内容説明
玉兎の人ならざる力を借りた隆義と麗皓に陥れられ、佐津間の姫を大奥に迎えざるを得ない状況に追い込まれる光彬。互いへの愛を確かめ純皓との絆はより深まるが、隆義と麗皓はすかさず恵渡の平和を脅かす次の一手を繰り出してくる。光彬の子孫を残したい玉兎、将軍家に佐津間の血を入れたい隆義、ひとり目的の見えない麗皓。光彬は彼らを退けて民を守り、純皓との愛を貫くことができるのか…?終幕目前の第7弾!!
著者等紹介
宮緒葵[ミヤオアオイ]
小説家。主な作品に「華は褥に咲き狂う」シリーズ(新書館)、「渇仰」(笠倉出版社)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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フキノトウ
15
異母兄麗皓の思惑、正体などがようやく判明。切ないな。荒れ狂う神玉兎とはどういう決着となるのか楽しみです。2023/03/27
beniko
6
⑦。いよいよの巻。麗晧失踪の理由、麗晧と能義との関係、それぞれの目的、純晧の出生の秘密、多くの謎が明らかになり、いよいよ玉兎と対峙することになった光彬と純晧。麗晧の椿への想いを知り、あまりに悲しく辛く恨みを晴らさせてあげたくなってしまう。最後、簪を掴むために隙を作った麗晧や利害のための関係だったはずの麗晧にわずかに執着を見せた能義は嫌いになりきれないものがあるのに対し、和晧やその父、巻末SSの野崎は本当にゲス野郎。次巻で厄介でしかない神・玉兎に決着か。光彬と純晧の強く深く清浄な愛に全くブレがないのが最高。2022/08/21
may
1
\(^o^)/2022/12/01