出版社内容情報
珍しいオッドアイのせいで王宮の献上品にされかけたテオは、その途上、獅子に変化する王子のカイルに攫われる。彼はテオこそが自分の呪いを解く「天の子」だと言って契りを結ぼうとするが!?
内容説明
青色の右目と黄金色の左目を持つテオは、王への献上品にされかけたところを突如現れた赤獅子にさらわれてしまう。獅子の正体はシャタール王国第六王子カイル。彼は素行の悪さから王の命で呪いをかけられ、人型を長く保てなくなっていた。右目で現実を、左目で未来を見ることのできる「天の子」と契りを結べば呪いが解けるらしく、カイルはテオこそが「天の子」だと言って迫ってきて…!?王子と村人の幻想恋愛譚。
著者等紹介
彩東あやね[サイトウアヤネ]
2019年、「神さま、どうかロマンスを」(新書館)にてデビュー。現在小説ディアプラスで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょん
18
素行の悪さから赤獅子の呪いをかけられた第六王子×オッドアイの農民。外見の珍しさから自国の王宮へ捧げものにされそうになっていた所を攻に助けられ行動を共にする受。ろくでなしメンタルな攻と働き者の受という対照的な二人が、ワイワイ揉めながらの旅路も楽しかったし、受の勤勉さや純真さに触れ攻が変わっていくのも良かった。2022/03/07
なみ
9
テオが純朴でかわいい。おまけにものすごく働き者。獅子の呪いをかけられたとんだクソ野郎王子カイルがメロメロになってしまうのもわからんでもない。2022/07/12
きなこチロル
4
オッドアイのテオは、王への献上品にされるところに、第六王子の赤獅子に変化するカイルにさらわれてしまう。カイルが自由奔放すぎて大丈夫か!?と心配したけど、相手を知ろうと交流を図って仲良くなっていく。二人が王宮に戻って、テオが王宮の暮らしになかなか馴染めなくてどうなるかと思ったら、カイルが農民の暮らしに近づけようと手配してくれたのが、よかった。もふもふいいですね。2022/01/30