内容説明
鷹羽紡績経理部経理課で働く山田倫理は、規律や規範、ルーティンを守る生真面目な人間だ。だから社の規則に緩い同僚の染谷が苦手だった。一方で、彼の美貌に見惚れ、時に落ち着かない気持ちになることもあった。ある時、社では営業部・大町の横領が発覚する。だが、倫理は経理部員として事件に違和感を覚えた。彼が密かに調査しようとすると、なぜか染谷が倫理のそばに現れ…?「社史編纂室で恋をする」スピンオフ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まふぃん
28
スピンオフのスピンオフになるのかな? 最初の話をもう一度読みたくなった。営業部の人のイメージが悪いまま終わったなあ。2022/02/05
きょん
25
シリーズ3作目は1作目「社史編纂室で恋をする」と同じ時間軸で、経理部を舞台とした潜入中調査会社員×経理部員。個人的に表紙が素敵眼鏡の二乗でうっとり。別視点で描写される大町君の辛い立場に落ち込むけれど、ちゃんと彼氏がフォローしてくれてるんですよね。横領騒動後の3CPの話とかちょっと読んでみたい。2021/12/07
しましまこ
22
生真面目不器用メガネくんを全力応援!2021/10/27
なみ
16
シリーズ3冊目(これで終わり…かな?)染谷も稲葉も仕事柄もあって疑ったり煙にまくような態度したりは仕方ないかもなぁと思いつつも後半の書き下ろしの染谷視点で彼はなかなかな意地悪さだよなぁ〜と思う。でも倫理の性格にとってお互いお似合いなのだろうなと思うと微笑ましいかも。桜の木の下で倫理の唇を触るシーンの染谷の表情が好きですね!口絵も美しいです。2021/11/04
御花畑咲コ
15
社史編纂室シリーズスピン。ほんわか読み終わり!前作をほとんど忘れていたけど全く問題なし。倫理の初々しさにやられます。こういう絶滅危惧種みたいなサラリーマン、本当にいたら素敵だなぁ。普段そんなにイラストは気にしないほうなのだけど、今回はかなり印象を視覚にひきずられました。とても美しくかわいい素晴らしきメガネキャラカップルです。尊いです。2022/06/22