内容説明
自分にも他人にも厳しく“鬼の緒方”の異名を取るプランナーの緒方は、同期の代打でワインのプロデュースに携わることになる。チームには密かに気に入っていた後輩の仁科がいた。酒癖の悪い緒方は人前で酒が飲めない。勇気を出して仁科を試飲に誘うが、緒方は酒が入ると開放的になり、欲望のままに好みの男に甘えるタイプだった。その間の記憶は一切ない。一方の仁科は、憧れの上司の壮絶に色っぽい姿に心を奪われ!?
著者等紹介
彩東あやね[サイトウアヤネ]
投稿サイト・エブリスタ主催の『BL合戦』にて、ディアプラス賞大賞を受賞してデビュー。小説ディアプラスで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しましまこ
23
リーマンカプ、若手イケメンホープ×酒癖の悪~い鬼の上司。酔っぱらうと関西弁で言いたい放題やりたい放題、脱ぎまくり~の緒方さんが可愛くて、恋は必須。楽しかった。2019/04/21
きょん
21
イケメン後輩×酒癖の悪い先輩。普段は自他ともに厳しいのに、酔うと全裸で暴れるわ絡むわ、快楽に素直になる受が可愛い。酔うと理性の抑制が取れるから、普段思っていても表に出さない欲や意見が出てきちゃうのはよく分かるなあ。でも、酔いが醒めた後激しく後悔するんですよね。2019/04/24
なみ
19
笑える部分と切なくギュッと胸締め付けられる部分との塩梅が絶妙で、とてもよかった。昨年の雑誌掲載作でこの作家さんが気になって…この作品で完落ち。酔った時の受の関西弁がめっちゃかわいい。両視点で書かれてて受泥酔時は攻視点なので攻の気持ちがよく分かる(笑)でも私、関西弁正しいイントネーションできないのが悔しいな〜お願い誰か読み上げて♡2019/04/17
beniko
9
著者デビュー作。仕事の鬼と恐れられる美形の緒方とイケメンで優秀な部下の仁科。両視点ありで、ある意味、両片思いかな。酔うと全裸になりとんでもない行動に出るのに翌日には一切その記憶ないという酒癖の緒方。この酒癖のおかげで2人の距離が近づくけど、記憶がないので現実の距離が縮まらないもどかしさと切なさがあった。緒方の生い立ちがなかなか複雑で、両親は本当に許せない。酒癖の遠因もその辺にあるように感じたのだが、両想い後、緒方の酒癖が改善するわけでもないし、心境の変化で急に実家を許す描写にも違和感。人物は魅力的。2022/07/21
なみ
9
【再読】酔った時の記憶が全くないってちょっと恐怖。自分だけど自分じゃないような、だけど相手によって接し方、態度も違うからこれまた無意識でこわいな〜仁科にだけあんなふうでよかったけれど。2021/10/24
-
- 和書
- 物語日本史 4