内容説明
静良井真文には一年半以上前の記憶がない。記憶障害を起こしやすい彼は日々を日記に綴っており、それをもとに恋人だった『M』という男を探していた。ある日ふとしたきっかけで行きつけの喫茶店のマスター・中上と親しくなる。彼の申し出で一緒に『M』を探すうち、静良井は中上に惹かれていくと同時に、彼―中上衛こそが『M』ではないかという考えを抱き始め…?長篇ドラマティック・ストーリー開幕!!
著者等紹介
砂原糖子[スナハラトウコ]
小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黎明卿(禍腐渦狂紳士タッキー)
171
【僕という意識はいつ始まり、いつ終わり、何度僕を繰り返していくのだろう(真文)】エロス度★★★ 中上×真文♡ 喫茶店〝カナリー〟のマスターと記憶を失くしたライター。長編小説であり、こんなに分厚くて続くのか!?って思いながら読み進めましたが、ページ数なんか気にならないくらい先の展開が気になってしまいサクサク読めちゃいます。第1部と第2部で分かれてると思ったら、予想していたとはいえこの展開はある意味辛い。神様や運命はなんて残酷!えええっ!?って気持ちのまま1巻が終わり、2巻まで生殺しとは!2018/06/14
そらねこ
36
凄く面白い。謎が謎を呼び、グイグイ読まされる。凄く面白い!繰り返す記憶喪失。最初はMが…だと疑いもしなかったけど本当は…なんじゃないの?? 日記にあるMがいったい誰なのか謎が謎を呼び…そして切ない!面白すぎて3巻もあるから凄く嬉しい 急いで次~!2018/12/24
青龍
35
ここのレビューを読んで購入。これ、好きだわ!記憶喪失ネタは、どうしても展開がパターン化してしまうけど、これは引き込まれてしまう。早く続きを読もう!2018/12/22
のこ
32
記憶障害を扱ったBLと言えば、私の中では凪良ゆうさんの「おやすみなさい、また明日」と安芸まくらさんの「明日も愛してる」が金字塔で、どちらも辛くて中々再読する勇気が持てないのですが、本作も読むのに些か勇気が必要でした。何度も記憶をリセットする主人公視点でお話が進むため、真相に届きそうで届かないもどかしさに先を急ぎたくなりつつ、けれど、そんな主人公のことを想っている人が抱えているだろう辛さ、切なさを想像すると胸苦しくて、真相を知るのが怖くも感じられ、中々ページが進まなかった。佐藤君小話は息抜きになりました。2018/07/04
coco夏ko10角
26
内容紹介で気になって、お店行ったら1巻しかなくて、「まあ初読み作家さんだから文章合うかわからないし、面白かったら今度2巻3巻買おう~」とまとめ買いしなかったことを読後後悔。アマでポチっちゃったけど届くまでの時間が長かったこと!読破してからまた1巻読み返すと色んな場面で切なくなる…。2018/08/30
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