内容説明
腕はいいのに口が悪く、度々客を怒らせてしまう美容師の夏生。その日も失敗し、知らずに入ったゲイバーでヤケ酒を飲んでいたところ薬を盛られてしまう。犯人は蹴り倒したものの気を失った夏生は、翻訳家の山沖に助けられる。山沖もゲイだと知り警戒する夏生に対し、山沖はあくまで穏やかで紳士的だった。だが薬のせいで自由の利かない体の熱を、山沖に鎮めてもらうことになり…?年の差スイート・ロマンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも*
54
その口の悪さで接客業が出来たのかが疑問だけれど、正直過ぎる美容師の夏生と大人で人当たりの穏やかな翻訳家の山沖のゆっくり進む関係が良かった。 お互い過去に傷ついているからこその言動も戸惑いもいいし、漢気ある夏生と意外(?)にむっつりな山沖も好きだなー 山沖の長年の友人と娘の関わりも良かった。 書き下ろし分は前カレ登場で揉める定番かと思ったら実は過去の出来事がこうだったと分かったのも、山沖の密かな計画の思い切りの良さもいい。 →続く2015/04/26
たべもも
54
★★★★★。作家買い。まずキャラが二人とも最高!口はホントに悪いけど真っ直ぐな美容師受けと、おっとり穏やかだけどムッツリ紳士でもある翻訳家攻めの正反対な二人ですが、二人でいる時の雰囲気がとてもイイ♪お話の展開も無理なく中だるみなく進んで読みやすいし、攻めの友人の竹内親子の存在なんかも良い。華奢で可愛い受けが多いなか、程よく男らしい受けがカワイさんのイラストでさらにイメージアップ。攻めの重い愛もたまりません。糖分補給に何度も読みそう。2015/04/12
きょん
36
確かに当初の受のお客さんに対する言動はサービス業としてどうかと思うけど、相手の事を考えての台詞だし、ついカッとなって暴言吐いてもすぐに反省してるからなんだか憎めない、攻めが可愛いと思うのも納得です。そして年上攻めが、受の海外研修に付いて行く決意をさくっとしてる所で「素敵!」と思ってしまった。こんな男性いたらいいのにな~。2015/04/30
このん
35
(2015年4月14日4071)夏樹は酒場で媚薬を盛られて意識を失った。それを助けてくれた山沖がゲイだと知ると『変態野郎!気色悪い』『ホモのくせに偽善者ぶりっこ』などとあらゆる言葉で罵倒した。後日、反省した夏樹は山沖宅に謝罪に訪れた。それから時々山沖宅に来て食事を共にし山沖の包み込む様な優しさに安心感を覚え好きになっていった。山沖も同じ気持ちだったので恋人になるが、2人は互いに過去に色々な辛い事があり、ほんの少しゴタつくけれど、夏樹と山沖共に自分の素直な気持ちを伝える事が出来て良かった。山沖の敬語♡2015/04/14
しましまこ
30
優しい年上翻弄家山沖がツンツンイケメン美容師夏生を可愛いがりまくり!山沖の世界は夏生を中心に回ってる。ヘタレ度もヒドイが恋愛体質もムッツリもかなりな攻め様でした。2015/04/19
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