内容説明
キャリア官僚として順調に出世コースを歩む逸見は、親友にしてライバルでもあった同期の御手洗一樹と、二年ぶりに再会する。型破りすぎて左遷されていた御手洗は、逸見によそよそしい態度をとってくる。だが、仕事で顔を合わせるうち、やはり彼と共に歩みたいと願う逸見だった。そんなある日、御手洗の報告書が政治献金絡みで揉み消しを求められる。案じる逸見に、御手洗は長年秘めていた恋心を突きつけてきて…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
32
★★★☆☆。作家買い。同期の尊敬に値するライバル(攻め)がその個性の強さから左遷され、自分は順調にキャリアアップしていく複雑な心情が丁寧に描かれていました。攻めの抱えた想いもいい具合に漏れでていました。くっつく流れが「え?この流れ?」と思いましたが、この二人ならコレでいいのかな。後半の別カプのお話より表題の方が断然好みです。2015/01/15
フキノトウ
26
話に乗り切れずに終わってしまいました。残念。一冊まるまる霞ヶ関のお話でも良かったな。高階さんのイラスト素敵でした。2015/03/31
まる
23
巻末の話の方が好きだなと思ったら、あとがきを読むとこちらが元で、表題作はスピンオフだったんですね。どちらのカップルもキャラクターも設定も好きだったのですが、ラストに向けての恋愛面での展開がこれでくっついたってことで良い…の…?と、なんだか甘さが物足りないというか…もう少し長くても良かったな。2017/12/18
とも*
23
御手洗のキャラがイマイチ腑に落ちずに話が進んでいくのでなんとなく話にのれないまま読了。 上司とか一癖も二癖もありそうでもっと絡んでくるのかと思ったら違ったし… 最後1/4程に御手洗が潜入捜査してる当て馬役の話があり。 雑誌掲載は当て馬の方との事。 自分としては介護士と身分を偽って講義に参加した二人の話の方が読んで見たかったな。 ペーパーの交渉術の話には笑った。 2015/03/21
りんご☆
14
読了2017/05/22