内容説明
完璧な容姿を誇る北條が、紆余曲折の末に真史と結ばれてからふた月が経った。十月初めの土曜、北條は年下の恋人、そして友人の花折や松宮とともに函館へやってきた。せっかくの旅行なのに、さっそく言い争いになるふたり。北條は苛立っていたのだ。付き合い始めてからも二丁目に通い、男友達を組み敷き、「隆司」の名を連呼する真史。それがずっと気に入らなくて…?書き下ろしアリ、元祖ケンカップルの恋。
著者等紹介
桜木知沙子[サクラギチサコ]
3月25日生まれ。北海道出身・在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りんご☆
9
読了2015/11/16
ちるる
9
札休より好きかも。しかし見事なまでにケンカばっかりしてるカップルだ(笑)ケンカの時の北條先生の言い草は結構ヒドいんだけど許しちゃう真史は大人だなと感心します。そしてケンカの後の仲直りが甘くて癖になります。書き下ろしではまた北條先生の心の狭さが発揮されてますね…あ〜楽しかったです♪2011/02/27
華里
9
札休・東休の中では大人組の北條さんが、実は一番傍若無人で子供っぽいのかも(笑) でも、そんな可愛げがあるからこそ、魅力的なんだよな〜。6冊じっくり楽しませてもらいました♪2011/01/18
天使を愛するアカウント
9
「東休」2巻目にして、シリーズ最終巻。札幌旅行に行きながらケンカする2人の話と、真史の昔の友達が現れて…という話、さらに書き下ろしでは芦谷×皇&北條×真史の4人が一堂に会するショートが。本編の方はえーっとまさにケンカっぷる。よくもまぁ、こんなにケンカできるものだ、とw ケンカが多いだけにケンカをした後の2人がすっごく甘いし、北條先生がもう真史にメロメロで、甘いセリフをぽんぽん吐くのもよいですね。後半はちょい真史の友達が微妙でしたが、シリーズ通して楽しませていただきました。復刊、お疲れ様です~2011/01/11
beniko
8
電子。北條の真史ラブがすごかった!終始、北條視点なので北條のイライラに共感。真史がノンケの北條に対して気遣うのもわかるけど、いくら今は友情しかないとしても、昔、好きだった人の名前を頻繁に出すのは無神経じゃないか?単純に、自分の知らない友人の話を頻発されても、と思う。あと、昔、体の関係があった人と部屋で二人きりになるのは、それを北條が知らないとしても反則だよ。北條が反省してばっかなので北條に味方したくなった。芦谷の「真史をよろしく」発言もちょっと不快。何かあるたびに乗り越え、絆を深める二人がとてもよかった。2018/03/25