内容説明
ある春の日、光理は路上ライブで歌っていた少年にひと目惚れをした。それで終わるはずの恋だったのに、なんと入学したばかりの高校で彼と再会。その彼・樹也が、光理に歌の相方になってくれと誘ってくる。樹也と仲良くなんてなりたくない光理が何度断っても、樹也は諦めてくれない。けれど光理には彼を好きになれない理由があって…?季節の移ろいと共に進む恋を鮮やかに描いた、ハートフル初恋ダイアリー。
著者等紹介
松前侑里[マツマエユリ]
東京都在住。第5回ディアプラス・チャレンジスクールで佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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合縁奇縁
31
夏乃さんの絵は大好き♪特にモノクロの挿絵は逸品。同級生CPの純情もの。光理の樹也への恋心の葛藤が上手に書かれていて後味も悪くないです。樹也のあの性格はかなり好きだな。異姓の接し方が上手いから女子にはモテモテ。モテる事を鼻に掛けないから同姓からの妬みなどは無縁だろうね。光理を相棒に欲しい為に樹也が作った「10日間の無料お試し券」の名刺はナイスアイデア♪好きな人には純情な樹也がもう可愛いくってしょうがない。光理のことが凄く好きだから真剣に神頼みしてみる所とか(笑)2018/11/17
天使を愛するアカウント
15
路上ライブをしてる演劇科の人気者・樹也×叔父カプに育てられた芸術科の高校生・光理。タイミングとか、好みとかってホントに相性だよなぁ、と。それがぴったり合った2人のお話。サーティーワンのベリーベリーストロベリーとか、2人が歌う曲のセレクトとか、松前さんらしくてよかった。叔父さんカプもなんかかわいくて、この2人のなれ初めとか、くっついた後のラブラブ話でもいいから読みたいな~と思いました。嫌な人が1人も出てこなかったのも読後感さわやかで嬉しい。2010/12/16
テンハル
11
【表紙買い】高校同級生⇒表紙の印象そのままのかわいらしいお話。高校生の時の恋って、こんな感じに甘酸っぱくて、自分の心に振り回されてたのかしらと目を細めます。「肩たたき券」ならぬ「無料お試しパス&永久利用パス」を手作りしてしまう攻め・樹也の発想が本当にかわいい。実は、光理の両親の熟年ゲイカップルのなれ初めとかのほうが気になりました。スピンオフにならないかな。2013/05/20
ミル婆
11
親友以上恋人未満(死語?っていうか…なんかすっごい恥ずかしい)の高校生カプの甘酸っぱい春夏秋冬。なんだけど、ずーっとほんわかした春〜って感じだった。親カプもよい夫婦っぷりで、肩の力が抜けてポワキュン。2011/11/19
華里
11
珍しく、松前さんの高校生カプものでした。でもほんわかさせるストーリーはいつも通りで可愛かった♪ 自分が育った所が舞台だったので、情景がリアルで浮かんできて更に面白かった〜。井の頭公園のボートは『カップルで乗ると池の神様が嫉妬して破局させる』と言われているので、乗っちゃダメ!! と焦ってしまった(苦笑)2010/12/15