内容説明
イベント代行会社で働く広記は、仕事で高校時代の天敵・北條と再会する。毎日のように広記を「好きや」とからかい続け、そのくせ卒業後一度も連絡を寄越さなかった男。あの頃と同じ調子で口説いてくる北條の言葉を、もちろん広記は信用できない。だから言ってしまったのだ、「信じてほしければ、行動で見せてみろ」と―。そこから北條の猛攻勢が始まり!?逃げる受&追いすがる攻の、大人げないリーマンラブ。
著者等紹介
久我有加[クガアリカ]
3月1日生まれ。’00年、「春の声」(小説ディアプラス第4号/新書館)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
38
★★★★☆。高校同級生再会モノ。受けがどんなに突っぱねてもめげない攻めが楽しくかわいい。付き合い出してから初Hまでは攻めのヘタレが露呈してそれもまた楽しい。受けが男前で読んでて気持ちがいいです。受けが元カノと二人で会って話をするシーンが良かったな〜。攻め視点の巻末SSもずーっとラブラブで美味しかったです♪楽しく読了。2015/07/19
蒼
31
★★★★☆ 自分の大好きな「同級生、再会もの」の設定に、「大人気ないリーマン」をどう組み合わせるのか、楽しみだった。読み進めるうちに、ニヤニヤしたり、キュンとしたり。気がつけば、一気に読了。あ〜面白かった。2015/01/22
キキハル
27
いいお話でした。9年越しの片思いの相手、南を口説く北條。その愛の言葉を疑い信じられずにいる南。ぽんぽんと飛び出す南の罵詈雑言VSのんびり間延びした大阪弁。カレシに甘えるカノショのような北條を面倒くさい奴と思いながらも、許して受け入れていく。ゆっくりと南の感情が育っていく過程が良かった。関西弁はなんだかやっぱり落ち着きますね。本気の愛のしるしが花束やコシヒカリやビールっていうのがおかしい。いや、私なら全部うれしいけれど・・・。こういう設定は大好きなのでとても楽しく読めました。2010/08/18
ムック
23
関西人×関東人ラブ。大嫌いだったはずの北條にほだされいつの間にか恋に落ちる広記。いやー楽しかった☆北條の性格が面白すぎる、押しが強いのに乙女だし変なところでビビリだし。素直で男前な性格の広記といいコンビだね。「ヘンタイ上等」に吹いた。おじいちゃんもいい味出してたし橋本さんの挿絵もかわいくて大満足でした♪2011/01/13
華里
18
久我有加さんの書く話は男前な受が多くて大好きですが、これもまた男前な受ですねvV 表紙を見た時の印象をびっくりするくらい裏切ってくれた攻のヘタレっぷりも面白かった。北条くんは確かにめんどくさい奴かもしれないけれど、憎めないキャラだよなぁ…。結局ほだされちゃう南の気持ちがよく分かる(笑) でも、初めて歩み寄った時に『無理するのは…』と臆病になった時は、小説だというのに「このヘタレっっ」と思わず声に出して突っ込んでしまいましたヨ。久我さんの関西弁小説は、ホントに安心して楽しめるなぁとしみじみ。2010/08/27
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