内容説明
一帆は同居している兄代わりの優しい悠久のことが幼い頃から大好きだった。悠久も同じように好きでいてくれる―そう思っていたのに、一帆の気持ちを悟った途端悠久は距離を置き始める。それでも諦めきれない一帆だったが、悠久が地方病院勤務の話を積極的に受けたと知り、きちんと失恋しようと決意する。「キスしたい。それで諦めるから」一帆の言葉に悠久の出した答えは…?悠久視点の甘々書き下ろしも収録。
著者等紹介
うえだ真由[ウエダマユ]
8月29日生まれ。関西出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょん
14
いや~じれったかった。これがBLだと分かっているから、最後には何とかなるんだろうと思って読めるけど、現実ここまで避けられたら自分から会いに行くって出来ないですよね。仕事先もあくまで受の事が優先する攻めは、ちょっと物足りないような気もするけど、貴重な男性ではありますよね。今後も養父母との関わり合いでヘタレそうな攻めを受が上手くキュン縛りで転がしていって欲しいものです。2014/07/02
BL小説メイン@ネタバレ注意
9
★3.0。うえださんらしく、恋心がとても丁寧に綴られてるお話。両片想いが成就して良かったと思えましたが、個人的に攻も受も萌えるタイプではなかったです。攻がワケアリで大人の分別があり過ぎて物足りないくらいだったのに、タガが外れてHまでが急展開なような…。一線越えるまでもう少し段階を踏んでも良かったのではと思います。恋人になってからは分別はどこへやら。表題作では攻が受を避けるとこから始まるので、それ以前の過去の回想なり日常生活なりもう少し二人が煮詰まって行く過程の方を見たかったです。2013/03/21
りんご☆
8
読了2016/06/18
諏訪 聖
7
Missing Youと若干印象が重なる。でもどちらかというとこっちのほうが受けが打算的というか…。個人的にはもっと障害がある方が好き。境遇の割にあっさりしてる印象です。2013/08/27
スピカ
6
ベタ3部作。兄弟のように育った年の差カプ、という設定が大変好みでしたが…そこが裏目に出たような…最初の2人の温度差を終盤まで引きずってしまいました。攻め視点があるのは嬉しい!でも、読みたいのは一緒に暮らしてた時の悶々とした部分なのよ〜泊まらせて一緒に寝た夜の、内心いろいろ戦っていたであろう攻め様のムッツリ部分なのよ〜!単なる好みですが(笑)、そこを読んでこそ年の差・義兄弟?カプの設定が生きるといいもの。もっと葛藤の上に成就して欲しかったわ〜。けど、うえださんらしいベタな甘い余韻はやっぱり好き◎2010/12/26
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