内容説明
中三のバレンタイン。悦也は雪の公園で出逢った酔っぱらい男になりゆきで親友の護への恋を相談し、諦めるなと励まされる。男の言葉どおり護と同じ高校に進学する悦也だが、護と彼女の幸せそうな姿を見せつけられる日々に早くも後悔を始めていた。そんな時、実は教師だった酔っぱらい男・稜に再会。ゲイである自分を偽って生きようとする稜に反発しながらも相談を重ねるうち…?先生×生徒の恋のエチュード。
著者等紹介
松前侑里[マツマエユリ]
1月24日生まれ。東京都在住。’00年、第5回ディアプラス・チャレンジスクールで佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご☆
5
読了2015/04/04
スピカ
5
ラストが可愛かったですね。英語教師攻め×高校生受けのお話でした。受けが15歳、っていいのが正直ギリギリのところ。親友達とダブルデートのやりとりなんか、少女漫画していて15歳ってまだまだ甘酸っぱいなぁ。でも、攻めの大人の包容力や優しさの裏にある、何かを諦めてしまったような投げやりな部分に真っすぐぶつかっていけるのは15歳っていう若さでもあるんだよね。子ども丸出しで(笑)でも可愛かったわ〜!攻め視点でも読んでみたいな。諦めてた大人にはさぞかし眩しい存在なんだろうな。雪だるまがいい役割してました〜w2011/01/08
hachihana
4
本当に良くも悪くも松前さんだなぁという感じ。自分を偽ってい生きている攻めに反感を持つ受けって前も読んだなとか思いつつ。それでもそこそこ楽しめてしまうのはやっぱり文章が好きなのと、すれ違っている時の(←ここ重要)受けの思考回路が好みだから。ついつい買ってしまいます。いつもながら攻めの気持ちが若干不透明なところがもどかしいですが、書き下ろしでやきもちが嬉しいと言うのがなんだか可愛いかったv2010/09/20
ひな
3
生徒に人気の先生×生徒 親友に恋してしまい、その悩みを相談していたのにいつの間にか親友よりも先生に恋していたという、初恋らしい可愛い話。 前半より後半の恋人同士になった後の話の方が、嫉妬や不安などがあり好みでした。 ただ、一応教師と生徒なんだから先生が生徒に手を出すことに多少の躊躇が欲しかったな。 あと、受の両親たちの関係が一歩間違えれば泥沼なのに、4人とも仲が良くみんなが受を溺愛しているので微笑ましいばかりでした。2014/01/07
れいてぃ
3
乙女チックなゆるふわゲイの主人公と、主人公の恋を応援してくれる友人たち!「これぞ松前さんのお話」って感じで、安心して読めました。稜が驚くほど軽くて手が早くてあれれ…?と思ったけど、きっとページ数とか…あとそういうシーンもいれなきゃいけないもんね…続編はとにかくラブラブで甘くてかわいい。稜の英語混じりの喋り方は最初はちょっとだけ引いたけど、慣れたら好きになった。いい男だなあ!軽くて手が早いけど!教師としてはちょっとどうかと…でもいい男だ…。惚れてまうやろ…。かわいいお話でした。2012/08/01