内容説明
恋人に裏切られ自殺を図った悠。しかし飛び降りる直前に栄養失調で倒れていたところを、仕事中のペット探偵・貴広に拾われる。貴広は動物の言葉がわかるらしい。飼い猫の口から一文無しである事情を知られてしまった悠は、貴広の世話になることに。だが貴広は動物の気持ちには敏いくせに、人間には無愛想この上ない。それでも共に過ごすうちに悠は彼の不器用な優しさに惹かれてゆき…。
著者等紹介
松前侑里[マツマエユリ]
1月24日生まれ。東京都在住。’00年、第5回ディアプラス・チャレンジスクールで佳作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Melon Matsuda
5
どういう話だったっけ? 読んだのがちょっと前なのと、内容がサラッとし過ぎててすっかり忘れてしまった。麻々原さんの絵は美しいですよね☆2017/03/26
ミル婆
5
再読。は〜癒された〜。ここで働きた〜い。動物の言葉を理解できるペット探偵と人生に迷った薄幸の青年。「もしどこかが壊れているなら直したい」と思えるようになった悠が「愛を上手に受け取れる」ようになるまでのお話。ペットとの関わりがうまく絡んで、動物スキーにはたまらないファンタジー。それと、極楽亭のご飯が美味しそうでたまりません。2011/06/17
KYON
4
再読。彼氏にふられて自殺未遂したところを、動物と会話出来るペット探偵 貴広に拾われた悠。貴広や動物たちと暮らすうちに、どんどん自分らしさを取り戻す悠だけど、貴広の不器用な優しさに触れる度、彼を好きになる。何と言っても動物たちが可愛い!!脇役のお姉様たちもステキ♪♪ あの時死ななくてよかった、生きててよかったって思える相手に出会えて、ホントによかったねー♪2015/07/08
mayama@読書生活自由型
4
再読。ペット達がかすがいというか、愛の橋渡し(笑)。動物の言葉が分かる攻と、人の顔色を伺いすぎて小さくなって生きてきた受。自殺未遂を起こしたところを助けられた受が、暖かい場所と人と動物に囲まれて少しずつ生き直していく様子が心にじんわりきます。動物がそこまで詳細に人の機微を見ていたり説明できるかどうかはさておき(そこは触れちゃいけない聖域・・そこ突っ込むと話進まないので!)出てくるペット達が可愛くて、彼らに色々代弁されてしまったり突っ込まれたりな強面不器用な攻もだんだん可愛く見えてきます。2014/04/19
りんご☆
2
読了2015/03/29
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