内容説明
旨くて安いと評判の定食屋、いせや。大学生の公彰は、そこで働く竜一に「ほんま美味しそうに食べるから」という理由で気に入られ、彼に構われながら夕食をとるのが日課になっていた。ある日、公彰は竜一が本気がお笑いの道を目指していることを偶然知ってしまう。芽が出ないまま、もうすぐ十年。ふだんは能天気にさえ見える竜一の思わぬ真剣さに、夢を持てない公彰は憧れを抱くようになるが…。書き下ろし。
著者等紹介
久我有加[クガアリカ]
3月1日生まれ。’00年、「春の声」(小説ディアプラス第4号/新書館)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とも*
22
【再読】シリーズ番外編(?)の「パイロットランプ」の同期だけれどちっとも売れなくて芸人を諦めた側の話なので単品でも読める。再読でも久しぶりなのでしっかり楽しめた。公彰視点のグルグル悩む様もせつなくて良かったけれど、竜一視点のベタ惚れ具合&エロオヤジ全開なところが笑えて楽しい。「人生バラ色、おっさんメロメロ」な話で好き。あとがきに「攻花嫁」という新たなモエ発見と書かれていて、そんなの読んで見たい!と思いながらその後のSS読んで、更に楽しめたので良かった。好きだな~ラブラブバカップルで公彰の方が潔い所も好き。2014/07/28
たまこ
17
芸人シリーズ。売れない芸人の卵31歳とやりたいことがない平凡な大学生。夢がないのは虚しいかもしれないけれど、夢があって追いかけ続けるのも楽ではないし諦めるのはもっと辛い。だけど夢があってもなくても、叶っても叶わなくても、幸せはいろいろな形であるのだよなと思い出させてくれるお話。努力の末に成功したバンデージとパイロットランプも大好きだけど、こういう芸人の話も味があって現実感があってよかった。可愛らしいけど芯の強さと賢さのある受けの子が素敵でした。年の差がいい。後半はたっぷり甘さを堪能させていただきました。2015/06/20
こたっち
14
再読。里村竜一(31歳)×宮地公彰(19歳)のお話。竜一はお笑いがしたくて大学を中退し、10年頑張ってきたけど、今だ下積み。同期には人気者のパイロットランプがいる。俺には才能が無いと自覚しつつ、芸人を辞めることが出来ない。ミヤちゃんがすごくいい子。素直で可愛くて男らしい!ミヤちゃんだからこそ竜一もちっぽけなプライドや意地を捨てる事が出来たのだと思う。夢は、何になるという職業を選ぶことじゃなくて、幸せに暮らしていくことがすごく大事な夢になるということに気付かされた。2013/05/21
楓
12
攻めの好きで続けたいけど続けられないから必死で諦めるって気持ちは辛いだろうなぁ〜と苦しくなる。それを受けは初めは間違って受け取るけど間違いに気がつくとすぐに謝ったりなどの行動に移れる受けの素直さがよかった。そこに攻めも救われたのかな。攻めは食堂のオッチャンなど周りの人に恵まれてるな(*^ω^*)2017/10/12
青龍
12
芸人シリーズを読破しようと、中古書店で見付ける度に購入。そこそこにでも、成功するのはごく一部であり、一度人気が出たとしても、第一線で活躍し続けるのは並大抵のことではない。華やかな世界の影には、こうした人達が沢山いるのだろうな、と思いつつ、竜一の新しい道にエールを送りたい。それにしても、このミヤちゃんエロかわには、「オッサンめろめろ」にもなろう。2016/07/08




