内容説明
幼い頃の事故のせいで片脚が不自由な優奈。事故に責任を感じ、大人になっても優奈の世話を焼き続けている克治。互いに惹かれ合う二人だが罪悪感から恋心を打ち明けることもできぬまま、不自然な関係を続けていた。だがある日、優奈の兄・和紀に克治の気持ちが知られてしまう。克治の親友でもある和紀は大激怒。克治に、職場から再三出ているアメリカ転勤の話を受けるよう強要するが…?ドラマティック・ラブ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チョコ大福
28
【ミツキさん♪】守っていた方が弱くて守られていた方が実は強かった。そんな感じですか?空港のシーンがウルッとしました。克治視点でも読みたかったな〜2014/07/13
扉のこちら側
28
初読。ベタ甘だけど優奈の辛さとか我慢を思うと切ない。いいこの優奈が幸せになれて良かった。2009/02/16
扉のこちら側
20
再読。2015年389冊め。一度手放したがこの切ない系ベタ甘をもう一度読みたくて再購入。どうしようもない兄←もやっぱり好き。2015/04/03
嵩実
16
良かった!幼い時の事故のせいで足の不自由な受けと、その事故の責任を感じ続けている幼馴染の攻めに、受けの兄(攻めと親友)が絡むお話し。弟が自立できるようにとスパルタ指導の兄に対し、ひたすら受けを守ろうとする優しい攻めって、よくある兄絡みBLとは逆設定なのが新鮮でした。おまけに足のハンデとか関係無く、ひたすら受けが好き過ぎての攻めのその対応っていうのが、また良いのです。そして受け君弟は兄の気持ちも理解していて、攻めに甘えること無く、自立心もあり、対等であろうとするのが二重に良くて、最後まで気持ちよく読めた。2017/11/30
たろさ
14
幼なじみ同志の切ない両片想い。ベタといってはベタですが、そこがたまらない。過保護ぶりは兄とタメを張る克治ですが、後半の優奈の友達にも及ぶ嫉妬心とか、人間くさくて、良かったです。最後はラブラブでごちそうさまでした。2017/04/04