内容説明
ヤクザ崩れの釘師・飛良と、ドロップアウト教師の優也が出会ったのは、レトロなパチンコ店だった。危険な匂いのする釘師になぜか目をかけられて、優也は徐々に新しい職場に馴染んでゆく。だが元生徒の父親が店に乗り込んできたことから、優也は飛良と偽装同棲をする羽目に…！？待っていたのは、今までの価値観を百八十度変化させるような日々―北九州・小倉の街を舞台に繰り広げられる、男たちの人生ゲーム。
著者等紹介
いつき朔夜［イツキサクヤ］
１２月２日生まれ。福岡県出身。「コンティニュー？」で第１２回ディアプラス・チャレンジスクール奨励賞受賞、同作品にてデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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タビサ
32
方言ＢＬ、小倉弁に馴染みがないものの、攻めの飛良にとても合っていた。釘師・飛良と訳ありな元女子高教師のパチンコ店店員・優也。素性を隠しながらも毛色の良さが垣間見える優也とヤクザ崩れの飛良、読み進める内に、飛良がとても一途で可愛くみえてきた。優也は逆に弱そうなイメージでしたが、しっかりした大人な部分に印象が変わりました。優也が良ければそれで納得だけど、少し寛大すぎるような気もする。方言に特に萌えは感じなかったけど、これは小倉弁の雰囲気がしっくりくる感じがしました。2018/05/10
きょん
28
『シェイクミーテンダー』から小倉つながりで積読崩し。初めの方で受の元の仕事に対する執着と意欲の乏しさに何だかなあと思いながら読んでいたけど、攻と出会い少しずつ認められることできちんと前を見て自分の望むものを得るために行動し始めるのが良かったな。なあなあになりがちなBLレイプに対してもきちんと抗議し反省させるのも良かった。攻は直情的でキレやすいけど優しくて面倒見もいいthe男って感じですね。守るものを得てさらに人間的に深みを増していくんだろうなあ。2015/05/22
de sang-froid
19
BL。パチンコ店ホール・優也(右)（31歳)は釘師・飛良(左)（27歳)の接待係を指名される。地方色豊かで、後ろ暗さのある893との繋がりとか独特。挿絵の二人は素敵なんだけど洗練されすぎてないか？とつっこむことしきり。二人には幸せになって欲しい。2012/12/05
華緯
16
何度目かの再読。私にとって、読んだら４〜５日は他の本を読む気になれないという、ドラッグ級のお話。飛良の猛々しさの中に潜んだ優しさ、優也の、最初は下ばかり向いていたのに、少しずつ前を向きはじめるところ…。何度読んでも浸れます。特に飛良が優也を“特別なもの”として扱う様子が……掴まれますね…。飲み物を買いに行った優也を、出て行ったのかと勘違いして部屋を飛び出すところとか、濡れ衣が晴れた優也が前職に戻らないと聞いたときの、一瞬、すごく安堵する無防備な姿とか…。…また読みたい。新刊10冊以上積んでるのに…;;2014/05/11
りんご☆
11
読了2016/09/15
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- 和書
- 万葉ポピュリズムを斬る
