内容説明
母は街一番の美貌を謳われた芸妓。その母に生き写しの廉は、客として花街にやってきた学生・達臣と出会い、急速にひかれあう。ふたりは街を出て共に暮らそうと誓いあうが、約束の日、達臣は現れなかった。桜の花弁舞う中、廉はいつまでも待ち続けた―。その日から二年。達臣を忘れ、街で生きることを決めた廉は、娘を買いに訪れた寒村で、鉱山社長となった達臣と再会する…。著者初の時代物、大正花街純愛節。
著者等紹介
久我有加[クガアリカ]
3月1日生まれ。’00年、「春の声」(小説ディアプラス第4号/新書館)でデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みずほ
13
評価 小説★★★★☆ 挿絵★★★★☆ 青年実業家×花街の紹介人。廉が腕っ節が強く男気があるのに、達臣の前では可愛くなるところや、達臣が冷酷非情な実業家なのに、廉の前では臆病で甘々になっちゃう・・・そんな二人のギャップに萌えた。2年間引き離されていた結果、歪みが生じていた部分を少しずつ補正して、守り守られる対等の関係を築いていくプロセスに読み応えがあった。廉を好きすぎて少々ヤンデレ気味になってた達臣を、廉が公私ともに支える文字通りの「弁天」になっていく。時代もの+兄弟もの+男前受と好き要素満載で面白かった♪2011/04/08
りんご☆
11
読了2016/01/23
さち
9
実業家×娼館の紹介人。2年前花街から出て一緒に行こうと約束したが行き違いから叶わず2年後に偶然再会。ずっと裏切られたと思い続け憎しみと恋情がせめぎ合う葛藤に苦しむ廉とただまっすぐに廉だけを求めてくる達臣。周囲から引き離されお互いを失う怖さを知った2人の、特に達臣の独占欲の歪みがすごかった。そっけなかった廉の大きな変化も嬉しい。守られるだけでなく守りたい、その想いが通じて本当の意味で繋がれたのがすごく感動的だった。達臣よりも弁天である廉は男前だよね。胸が熱くなるほどの激しい恋情も甘々さも何もかもがよかった!2011/04/14
アガサ
8
時代物で、娼館が舞台なので、すっかり娼妓と客の話だと思ったら、違ってました。受けが娼妓の話ってやりきれないので、そうじゃなかったのがよかったです。2年前、廉(受け)は客の達臣(攻め)と駆け落ちの約束をしたが、達臣は来ず。2年後再会するが・・廉の過去の因縁から、まわり全てが二人を引き離そうとした結果だったんですよね・・で、珍しかったのが、二人がくっついてからの達臣の束縛。わけあってのことなんだけど、すごかったです。で、受けが力もあり、頭もよく、きっぷもいい男前受けでした。これからも達臣を守っていくでしょう2010/07/21
chisarunn
6
大正時代の花街に生まれ育った主人公と大戦景気で人の心を失いかけた実業家のすれ違い(人為的な…)の恋物語、地の文も時代物らしく普段の作者よりは華麗にきを配ってある。この作者の何が好きかといわれたら、この柔らかい大阪弁が読んでいて気持ちがいい!BLの「細雪」です、ってこれは言い過ぎか(笑)2021/10/22
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