内容説明
名前は呼ばない、唇にはキスしない。それがこの部屋でのルール―。恋人・陸を亡くしたばかりの美耀の前に現れた、陸にそっくりな直人。その存在に心を揺らす美耀だが、近づこうとした途端、手ひどい拒絶にあう。最低なやつには最低な方法で責任をとってもらう。陸の顔しておれの前に現れた責任を…。自分の中の陸を嫌いになるため、美耀は直人と身体だけの関係を始めるが…。やさしく切ない恋のエチュード。
著者等紹介
松前侑里[マツマエユリ]
1月24日生まれ。東京都在住。’00年、第5回ディアプラス・チャレンジスクールで佳作を受賞
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感想・レビュー
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扉のこちら側
45
2016年930冊め。再読。いい話なんだけれど、陸が亡くなって日が浅いこともあって前半の美耀がトゲトゲしくて入り込めない。これがもう少しめそめそしたタイプだと同情できるんだけれど、そうすると物語が成立しないしなあ。2016/10/30
扉のこちら側
16
初読。2015年297冊め。美耀の境遇に同情はするが、前半の言動にイライラしてしまった。書き下ろしの方は良かった。2015/03/15
扉のこちら側
14
再読。2015年594冊め。友人の弘樹がいいやつ。2015/05/26
りんご☆
6
読了2015/05/30
いいちゃん
5
長年持ってる本の再読。きゅーんとする話。恋人を亡くした美ヨウに対してあんまり優しくない直人が何考えてるか結構長く分からないのでハラハラしながらも、たまに見せる優しさに美ヨウと一緒に読んでる自分が翻弄される。美ヨウの親友、ピアニストな弘樹がすごく好き。ねこなでなで、聴いてみたい。紙飛行機とか、小物の使い方が上手い。2014/06/09