内容説明
大学に入学したての芳明は、ひょんなことから興味のなかった陶芸研究会に入ることになった。けれど、だんだんサークル活動が楽しくなり、花村森という、厳しいけれど笑った顔がちょっとやんちゃな先輩が気になり始める。そんな芳明に、時に顔を合わせる森の姉・朝子は妙に意地悪で…!?表題作のほか、酒は飲んでも飲まれるな、文化祭の喧噪の中、相変わらずの芳明と森を描いた「形状記憶合金S」を収録。
著者等紹介
月村奎[ツキムラケイ]
10月20日生まれ。群馬県出身・在住。主な著書に「Spring has come!」(新書館)、「レジーデージー」(白泉社)、「そして恋がはじまる」(徳間書店)ほか
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感想・レビュー
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みい。
18
さらっと読了♬初期の月村作品で、これはこれであり!青春ものらしく爽やかで、主人声の男の子のグルグルなとことか、森の少し俺様なとこの、甘酸っぱさを堪能❤︎初々しくて、新春にふさわしい笑笑2018/01/13
椿
12
主人公は、年の離れた兄姉に可愛がられ世話をやかれ甘やかされ続けた末っ子の芳明。受け身で、不本意な結果は周りの誰かのせいにしていた自分の性格に気付き、なんとかしようと努力するところは好感が持てたけど。花村は無愛想だし、我儘で病弱な自分の姉を優先するし。そんな態度に、両思いを疑う芳明に「空気読め」と説教したりして、無茶言ってるなぁ、としか思えなかったよ。2016/03/07
りんご☆
9
読了2015/06/03
雨蛙
8
大学生ものなので依田さんの絵はばっちりあってますね。さらりとした青春ストーリーでした。2015/12/29
アガサ
6
再読。大学の陶芸サークルの話。攻めの姉・朝子がうざかったのを思い出した。今回もやはりうざすぎる。朝子がこんなに出張ってなければもっと楽しめたかも・・2014/04/02