目次
1 「白鳥の湖」日本初演(島田広―運命の「白鳥の湖」;松尾明美―日本バレエの黎明期を生きて ほか)
2 一九六〇年代、バレエ・ブーム(谷桃子―バレリーナの半世紀;太刀川瑠璃子―日本バレエの揺籃期 ほか)
3 日本のバレエをつくる(石田種生―日本語でバレエを作る;牧阿佐美―ダニロワに教えられたこと ほか)
4 ヨーロッパへ、アメリカへ(小川亜矢子―自分を開くために踊る;佐々木忠次―バレエ二十一世紀 ほか)
5 世界のなかの日本バレエ(森下洋子・清水哲太郎―バレリーナの夢;溝下司朗―夢は世界にはばたく ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みなみ
2
いかんせん国内の歴史を知らなさすぎるのでお勉強として。副題そのままで、活躍してきたスターダンサー(や振付家)へのインタビューで日本のバレエの発展を見る、というもの。日本のバレエを作ってきたような大先生方の振り返る当時はなかなか興味深い。仲間に話すと「もう人間関係のドロドロが気になってやばい」という感想だったけれど、時代柄もあるのか「そんなことやっちゃうんだ!」というロマンあふれるようなエピソードもあったり、(昭和終盤〜平成初期実施インタビュー)当時から見た日本のバレエのこれからなど考えるものがある。2015/12/09