内容説明
バレエ評論の第一人者ボーモントによる「ジゼル」のすべて。物語の誕生、ジゼルを踊った魅力あるバレリーナたち、完全版テキストなど「ジゼル」をめぐる知的好奇心を満足させる一冊。
目次
第1部 歴史的背景と伝記的事実(ロマンティック・バレエの発展;「ジゼル」ができるまで;ジュール・ペロー;「ジゼル」の台本;アドルフ・アダンと「ジゼル」の音楽;「ジゼル」の背景について;「ジゼル」の衣装について;主要登場人物の最初の踊り手たち)
第2部 上演上の諸問題と評価(「ジゼル」の登場人物たち;「ジゼル」の解剖;「ジゼル」振付台本 第1幕;第1幕 上演にあたっての問題点;「ジゼル」振付台本 第2幕;第2幕 上演にあたっての問題点;「ジゼル」の1世紀)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミッキーラブ
2
古典バレエ ジゼルの初演に関する全てとその後のこの演目の変化、本が書かれた40年代までのジゼルの役で有名なダンサーなど。本当にジゼル演目に関する全てについて書いた本でした。 一番興味があった所は、ウィリの起源。ハイネの詩から持ってきたと知ってましたが、まさにそのハイネはスラヴの民間話から持ってきてて、しかもさすがスラヴ民族の話らしく実は女吸血鬼だったんですね。なるほど、それじゃミルタは妖精の女王というよりヴァンパイア女王だったんだ…そりゃ、あれだけ怖くてカリスマあるはずです(笑)2019/11/09
cecilia
1
やっぱり素敵。2幕も良いけど、1幕のみんなでわいわい踊るところとか好き。ジゼル登場のシーンとか。 個人的にはヒラリオンが哀れで(泣)なにも王子の身代わりのように殺されなくても…2011/11/09
のほほんなかえるさん
1
ジゼル、ぜひ劇場で見たい!2011/03/27
ロビー
1
バレエ未見にして、この本は敷居が高かったかな?場面のロマンティックな描写や、当時のダンサーの魅力はビシビシ伝わっくるんだけど、ステップの名前くらい知らないと、脳内で再現出来ません。2010/06/25