出版社内容情報
姦淫の冤罪で還俗させられた元修道騎士のヴァルトルは、内宮庁長官の叔父の口利きで国王付きの侍従官となる。ある夜、叔父に連れられ秘密の通路を通った先で目にしたのは、発情に悶える国王エイドの姿だった。亡き父と兄の悲願である宗教改革を推し進めるため、エイドはオメガであることを隠し王位についていたのだ。彼の発情を宥める役を任されたヴァルトルは、強烈なフェロモンの誘惑に晒されつつも、決してエイドを貶めないと誓うが……? 孤独な魂が惹かれ合う、運命のオメガバース・ロマンス!
【目次】
内容説明
姦淫の冤罪で還俗させられた元修道騎士のヴァルトルは、内宮庁長官の叔父の口利きで国王付きの侍従官となる。ある夜、叔父に連れられ秘密の通路を通った先で目にしたのは、発情に悶える国王エイドの姿だった。亡き父と兄の悲願である宗教改革を成し遂げるため、エイドはオメガであることを隠し王位についていたのだ。彼の発情を宥める役を任されたヴァルトルは、強烈なフェロモンの誘惑に晒されつつも、決してエイドを辱めないと誓うが…?運命のオメガバース・ロマンス開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
30
『竜王の婚姻』『君を転生させないために』『精霊の宿る国』の佐伊さんの新作紙本。『なろう』ですでに読了済みながら、こんなに出版が待ち遠しい本も久方ぶりだ。オメガバース設定のBLだが、中近世くらいの架空歴史ファンタジーとして非常に緻密に描かれていて、かなり骨太な物語になっている。そこに、隠れオメガの国王エイドの深い苦悩や、まやかしの宗教裁判で有罪となって還俗させられてしまった修道騎士ヴァルトルがエイドに寄せる敬意と愛、ヴァルトルの庇護者であるメソルトの困難な立場、王太后の思惑など複雑な人間関係が絡みに絡む。2026/06/30
くたくた
23
時間をおかずに再読です。というか、この本の上下巻をぐるぐる回ってる。なんなら、連載中の『泣かぬオメガが身を焦がす』もぐるぐる。久しぶりに、登場人物が昼夜問わず頭の中を動き回る状態になった。隣国の思惑も巻き込んだ王位簒奪を狙う宮廷抗争だけど、その間にオメガバースのジェンダーを底敷きにした登場人物の機微が丁寧に織り込まれてくる。ってか、オメガバース設定が世界の背景にまで引っ込んでるところが佐伊さんの物語世界のリアルなところで、そこがまた好きなのだ。2026/07/19




