翻訳教室

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784403210884
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0082

内容説明

チュアート・ダイベック『故郷』、バリー・ユアグロー「鯉」、レイモンド・カーヴァー「ある日常的力学」、ハルキ・ムラカミ=村上春樹(英訳はジェイ・ルービン)“かえるくん、東京を救う”、イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』より「都市と死者2」、アーネスト・ヘミングウェイ『われらの時代に』より第5章と第7章の抜粋、ローレンス・ウェシュラー「胞子を吸って」、リチャード・ブローティガン「太平洋ラジオ火事」、レベッカ・ブラウン「天国」。村上春樹、ジェイ・ルービンもゲスト参加!東大文学部の翻訳演習を完全収録。

目次

1 Stuart Dybek『Hometown』
2 Barry Yourgrau『Carp』
3 Raymond Carver『Popular Mechanics』
4 Haruki Murakami『Super‐Frog Saves Tokyo』
特別講座 村上春樹さんを迎えて
5 Italo Calvino『Invisible Cities(Le citt`a invisibili)』
6 Ernest Hemingway『In Our Time』
7 Lawrence Weschler『Inhaling the Spore』
8 Richard Brautigan『Pacific Radio Fire』
9 Rebecca Brown『Heaven』

著者等紹介

柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年東京生まれ。東京大学教授。専攻はアメリカ文学。翻訳家として、アメリカ現代作家の名訳で知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

長谷川透

10
まとまった時間を見つけるたびにまじめにワン・チャプターごとに課題文を自己流で翻訳し、柴田先生の解説を読みながら(先生の指摘に「すいません」とあやまりながら)読んだから1年くらいかかった。実際に翻訳すると、「英文を理解すること」と「英文を翻訳すること」というのは全く以て別次元のことというのがよくわかる。英文を読んで、うんうんと頷きながら読めても、「訳して」となると、「あれ、これどんな日本語のなるんだ?」となるわけです。翻訳って大変なんです、ほんと。外国文学大好き人間の僕は翻訳者の方々に頭が下がる思いです。2012/04/29

ぺぺらって

4
東大って面白い授業しているんだなぁ、と関心。東大生のレベルが高いから授業が面白くなっているのかも? 翻訳の勉強ってこういうことしているんだなぁと感心しながら、英語を日本語に訳す面白さを楽しめました。 2011/06/15

チバ

3
教師だからと言って偉ぶらず、生徒の意見をひとつひとつ吟味する教師。生徒だからと言って唯々諾々と教師に従うことなく自己の意見をのびのびと述べる生徒。講義の空気感が非常によく伝わってくる良書。2021/04/23

みゅうの母

3
著者のおすすめの活用方法どおりに読ませていただいたので、本を読んだというより、勉強しました! って感じです。とても面白くて、刺激的で、ああ、こんな授業受けられたら幸せだろうなぁと思いました。翻訳学習者のはしくれにとっても、本当にありがたい書籍です。2013/07/31

thalion

3
良書。翻訳のときにどういう情景を描き、どういう意図で単語を選択していくのかといった過程がライブ感覚で描かれている。2008/06/20

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