- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 芸術・美術一般
- > 芸術・美術一般その他
内容説明
「リリーのすべて」(早川書房刊)のモデルとなった奇跡の夫婦画家の埋もれた評伝画集。その魅力にとりつかれた荒俣宏が20年来のコレクションを公開!!
目次
第1部(パリ―女性の生活維新と「アートの力」;異装の競演;ガール・アート―収集家の「セレンディピティー」に始まる;ポルノグラフィーとは異なる「美女賛美」;ゲアダ・ヴィーイナの再評価)
第2部(「デンマークの女」と「女になった男」の出会い;代用モデルに選ばれた男;パリの「三人暮らし」と憂鬱の始まり;リリの自立とパリの遊興生活;育っていく「リリ・クールトー」、萎えていく「アイナ・ヴィーイナ」 ほか)
著者等紹介
荒俣宏[アラマタヒロシ]
博物学者・小説家・翻訳家。1947年7月12日、東京生まれ。1970年、慶応義塾大学を卒業後、コンピュータ・プログラマーとしてサラリーマン生活を送るかたわら、雑誌『怪奇と幻想』を編集。英米幻想文学の翻訳・評論と神秘学研究を続ける。独立後に取り組んだ小説『帝都物語』シリーズ(角川書店)は350万部のベストセラーとなり、1987年に日本SF大賞を受賞。1989年『世界大博物図鑑第2巻・魚類』で、サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
41
WOWOWのW座で映画「リリーのすべて」を観た。リリーの妻であったゲアダの絵を荒俣宏さんがコレクションしているという事もそこで知った。そして、この本へと繋がる。夫を女装モデルとして描いた絵の数々が、掲載されているが、エロティックで魅力的だ。だが、その夫が性転換手術を受け女になると描けなくなってしまう。映画は、素晴らしい愛の物語だったが、荒俣さんの著書は、ゲアダという画家の作品を取り上げながら、二人の事実を描き出した好著だと思う。映画より、はるかに先行して、この画家に注目した荒俣さんは、凄い。2018/02/17
sssakura
25
映画リリーのすべてで、あまりにも大きな愛を見せられて、気になっていたゲルダ(=ゲアダ)。どんな絵を描いたのか知りたかったので、沢山の絵が掲載されていて、大満足。とっても可愛くて、悪戯っぽくて、オシャレで。色っぽい絵にしても、どこかあっけらかんとした明るさがあって、いやらしさを感じない。「宴遊の人々」「お忍びのマスカレード」「赤いヒールについて」が特に好き。ゲアダ、リリー、彼らについての文章も興味深く読んだ。映画では気付けなかったリリーのゲアダに対する愛がわかり、読んで良かったと思った。2016/05/08
marua
5
いつでも荒俣さんは時代の先を往く。「好きだ」という気持ちから集めたガールアートのコレクションがこうやって、20年経ってから花開く。そして知の巨人が紡ぐ伝記の筆致はやっぱり違う。読みなれた文体というだけではない。ヴィーイナ夫妻が残した痕跡から人物像を掘り起こそうという情熱と客観性を両立させる思考の軌跡の描き方が、すごい。そして読ませる。ぐいぐい。ほんとに面白かった。2017/01/24
深森花苑
1
『リリーのすべて』のモデルとなった夫婦の出会いから別れ、そして妻・ゲアダの描いた絵について荒俣宏が詳しく解説。性別が何によって決まるのかもまだ解明しきれていなかった時代に性転換手術を決意したアイナ。夫が女になるようけしかけた態になる妻のゲアダ。二人の本心は本人たちにしかわからないことだけど、わかりあっていたからこそのこの結末であることは感じ取れる。切ない。2016/04/26
ももも
1
映画を見た後読んだ。ゲイダの絵が少女漫画チックで驚いた。エディはリリにぴったりだった。2016/03/19




