内容説明
『ミュージック・イズ・ヒストリー』はクエストラヴの音楽的な深い専門知識と歴史に対する好奇心を組み合わせ、過去50年のアメリカを検証した本だ。クエストラヴは1971年から現在までに焦点を合わせながら、アメリカというタペストリーのなかに隠されたつながりを見出していく。ブラックスプロイテーション時代がいかにして黒人のアイデンティティーを再構築したかを調査し、ディスコがいかに黒人の天才性に対してベルトコンベア式生産アプローチをとったかを考察する。こういった批評行為は、ひとりの音楽ファンとしての彼の記憶や、アメリカという国のことを教えてくれたポップ・カルチャーへの大いなる興味によって補われる。過去、半世紀にわたる歴史、そして音楽業界において多大なる影響力と独自の見識をもつ人物との親密な会話が『ミュージック・イズ・ヒストリー』を現代アメリカを見つめる、他に類のない一冊にしている。
目次
1971 歴史の輪に引きのばされ
1972 音楽はメッセージ
1973 過去はプロローグ―そしてプロテスト
1974 クール・ライク・ザット
1975 POVレーン
1976 ふたつの党をかけもちして
1977 フューチャー・トゥ・ザ・バック
1978 ディスコ・テク
1979 自由に駆け巡るアイデア
1980 ティーチ・ザ・チルドレン〔ほか〕
著者等紹介
クエストラヴ[クエストラヴ] [Questlove]
グラミー賞を6度受賞したミュージシャンであり、バンド・リーダー、プロデューサー、ディレクター、飲食関係事業家、DJ。『ザ・トゥナイト・ショウ・ウィズ・ジミー・ファロン』の音楽監督もつとめている。著書『モ・メタ・ブルース』『クリエイティヴ・クエスト』はニューヨーク・タイムズ紙でベストセラーに選ばれ、後者のオーディオブック版はグラミー賞にノミネート。また『サムシングトゥフードアバスト』はジェイムズ・ビアード賞にノミネートされた
グリーンマン,ベン[グリーンマン,ベン]
ニューヨーク・タイムズ紙でベストセラーに選ばれた作家。フィクションとノンフィクションの両方を発表している。クエストラヴとはこれまで『モ・メタ・ブルース』や『クリエイティヴ・クエスト』をはじめとする数々の本で共作した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Yuki2018
72ki
sakamoto