内容説明
あの時「決めつけ」に生きづらさを覚え、そして今も「こうあるべき」にしんどさを感じるあなたへ―。実話に基づくストーリーでLGBTQ+やフェミニズムについてSNSで紹介するパレットーク(SNSフォロワー数12万人超え)が短編マンガでお届けする、これは“気づき”への道案内です。
目次
幼少期で(男の子の色、女の子の色;子は親を見て男女の役割を学ぶ;「女の子のおもちゃ」は恥ずかしい?;視界に入る家庭の単一化)
学校生活で(「違い」はおかしい!仲間はずれ遊び;マイノリティが感じる性自認や性的指向のズレ;性別による決めつけの違和感;トップに立つのは男の子だけ?;男子の文系、女子の理系;奇抜な個性に関する偏見)
大人になったら(職種や肩書でのラベル;男子のヒエラルキー;恋愛観の押しつけが「呪い」になるかも;女の幸せ≠ゴールイン;子どもを持ってこそ一人前;父、母の「こうあるべき」)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
introduction
9
昭和生まれにとっては「こうあるべき」ということが普通に刷り込まれてきた時代だった。「昔はこうじゃなきゃ幸せじゃないっていうのが今よりも限定的だったんだと思うよ」この言葉にハッとした。ジェンダー、家族、恋愛の形は様々。こうでないとおかしいという呪縛に囚われていた自分は、いまこういう本を読んでアップデート中。知らない間に社会や周りからかけられてきた呪縛って強いなあ。みんなが生きやすい世の中になるには日本はまだまだハードル高そう。2022/02/10
クドアンヌ
5
違っていること=変なの、と言われない社会になってほしい。それ以前に人と違うことを、笑ったり揶揄ったり見下したりしない社会になってほしい。その上で、違うことは変なのではなくて、ただ「違うだけ」ということだと認識されるような社会になってほしい。 「異性に愛されることは自分の価値とは関係ない」という言葉を心に刻んだ。これは異性に限ったことではない。同性、友だち、家族、誰から愛されようが、逆に愛されなかろうが、その人の価値とは何も関係ない。2022/05/11
さらさら
3
時代の変化を受け入れられないのは、最後のほうに書いてあった「自分が生きてきた道が間違ってたんじゃないかと思わされるようで」ということにつきると思う。 私ももう若者に入らないような年齢になってきたけれど、年を重ねてもなるべく柔軟に生きていけたらいいな。2022/02/07
羊
2
胸くそ悪い描写が多くて、読んでてしんどかったしイライラした。「こうあるべき」と押し付けてくる登場人物に対して、もっと言い返したり謝らせたりして欲しい。2022/05/03
ほうかん
1
無意識のうちに話している言葉や会話で、傷つく人もいる。 これからは先入観や偏見を持たないよう、LGBT+や SOGIをはじめとして、勉強しながら、行動していきたいと思います。 2022/06/23