ザ・ビートルズ・スタイルブック

吉野 由樹【著】

シンコーミュージック・エンタテイメント（2021/04発売）

• サイズ 46判／ページ数 215p／高さ 19cm
• 商品コード 9784401649815
• NDC分類 764.7
• Cコード C0073

内容説明

これが４人のスタイル＝服飾×流儀。音楽と同様にファッションでも新しいスタイルを生み出したビートルズ。ファブ・フォーの生き方から湧き出た数々の流儀。

目次

１９５０年代～１９６０年代　すべてはテディ・ボーイ・スタイルから始まった　４人のティーンエイジャー時代
１９５７～１９６１年　誰にもまねできないスタイルを追求したアマチュア時代
１９６１～１９６２年　ビートルズ・スタイルの基礎を築きリンゴを迎えてデビューを果たす
１９６２～１９６５年　個性を打ち出したステージ衣装で世界のファッション・リーダーになるまで
１９６４年　４人の姿を印象づけるために作られた映画『ハード・デイズ・ナイト』
１９６５年　４人の「好き」が詰め込まれた映画『ヘルプ！』の衣装
１９６６年　ファッションでも大きな転換を図りスウィンギング・ロンドンを先導する
１９６７年　カラフルな衣装を着た４人がサイケデリック時代の象徴となる
１９６７年　色のあふれる世界から新時代への移行を感じさせる映画『マジカル・ミステリー・ツアー』
１９６７～１９６８年　うまくいかなかったアップルの服飾ビジネス
１９６８年　おしゃれを小休止？ビートルズがドレス・ダウンしたとき
１９６９年　映画『レット・イット・ビー』で衣装に映し出された４人の心模様
１９６９年　ビートルズ解散　そのとき４人の装いが映したもの

著者等紹介

吉野由樹［ヨシノユキ］
１９６３年、福島県生まれ。１９９３年、米国シアトルのカレッジを卒業。ビートルズ専門誌の研究スタッフを経て、音楽雑誌や書籍などの翻訳・執筆を続ける。ムック版『ＭＵＳＩＣ　ＬＩＦＥ』などでビートルズのファッションに関する記事を担当し、反響を呼ぶ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[馨]

ビートルズをファッションから読み解く本。おしゃれで面白かった。イギリス人らしい服装で、ライブをしていた時はピシッとお揃いスーツでいつもかっこいいと思っていた。日本武道館の前のインタビューは、意外とカラフルな服装だったことに驚き。モノクロ映像だから分かりませんでした。私も今の自分の仕事服はジョージ・ハリスンのタートルネックにジャケットのコーデを意識しています。サイケが流行った時代の彼らの服装はそれぞれ個性的。

2025/02/08

[mawaji]

売出し中のステージ衣装から映画へ乗り出した時期、スウィンギング・ロンドンからインド傾倒期など、時代の変遷とともに移りゆくボーイズのファッションに着目した一冊、スタイルブックというだけあって表紙もとってもおしゃれ。インドでの修行を機に服飾に対する考え方をいったん白紙に戻し、それがホワイトアルバムに繋がる流れやレット・イット・ビーのスタジオ・セッションの服飾からメンバーの心情を読み解く考察は、ビートルズ関連本を多数手掛けている著者ならではでしょう。ジョージの衣装とロッキーとの対比、ネットでチェックしてみよう。

2021/04/01