ウィントン・マルサリスは本当にジャズを殺したのか?

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ウィントン・マルサリスは本当にジャズを殺したのか?

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784401641734
  • NDC分類 764.7
  • Cコード C0073

内容説明

「マイルス・デイヴィスに最も近い日本人」と言われ、マイルスに関する多くの著書を書き続けた中山康樹が急逝。あとに残された原稿は、意外にもウィントン・マルサリスのジャズを論じたものだった。日本のジャズファンが忘れ去った天才に、中山が最後にこだわったのはなぜか?ウィントンのなにが、病床の中山を鼓舞したのか?この「謎」は解けるのか?

目次

「ジャズのない時代」に生まれたジャズ・ミュージシャン
1981年7月、東京
許されざる黒さ(Unforgivable Blackness)
クラシックvsジャズ
ジャズを知らないジャズ・メッセンジャー
ウィントン・マルサリスの肖像
ウィントン・マルサリス作品体系(序)
ウィントン体制の確立
ジャズ帝国:ジャズ・アット・リンカーン・センターの歴史と全貌
「グループ」としての変遷と挑戦
ウィントン・マルサリスが変えたもの
そして誰もいなくなった?
アメリカン・ミュージックとしてのジャズ
ウィントン・マルサリスはジャズを殺したのか

著者等紹介

中山康樹[ナカヤマヤスキ]
音楽評論家。1952年、大阪生まれ。ジャズ雑誌「スイングジャーナル」の元編集長。マイルス・デイヴィスの音楽に傾倒、個人的な交流も深く「マイルスに最も近い日本人」と言われた。ジャズをはじめ、ロック、ビートルズ、ホブ・ディランなど、多岐にわたり、独特の視点、親しみやすい文体で論じ、25年間で100冊以上を出版。2015年1月28日、62歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

59
音楽評論家中山康樹さんの遺作となった本書をやっと読んだ。現代ジャズで最高の地位にあるといわれるウィントン・マルサリスを1冊丸ごと使って解き明かそうとしたが、どうも80年代の10年に論考は偏っていて、90年代以降のこの25年あまりが薄い気がしました。今日本では全く人気がないこの人ですが、日本人の聴き手としては、英語のナレーションとかが入ると困ると思います。ある種英語圏(しいて言うならアメリカのみ)だけに向けて作品を作っているから、日本で聴かれなくても致し方ないでしょう。2017/11/19

Yuichi Tomita

3
中山氏の遺作。ウィントンがアメリカとは異なり、日本では異様に人気がない理由がわかる。 本書では、基本的にウィントン批判を行っていない。ウィントンの意図を紐解こうとするのみである。 クラシック奏者になるためにジュリアード音楽院に来たウィントン。その時点ではジャズに興味がなく、その後、純粋音楽としてジャズミュージシャンになって行ったという軌跡が意外だった。 ずっと楽器の練習をしていたという点は、コルトレーンとも重なる。 ウィントンを理解できないリスナーの側こそがジャズの何たるを分かっていないのだろうか。2022/01/24

tenorsox

1
80年代以降のジャズ界に多大なる影響を与えたW・マルサリスの功績と、日本では評価されなかった理由について。アコースティックジャズが廃れフュージョンが幅を利かせていた時代に登場し、トランペット奏者としての圧倒的な技量のみならず作曲、編曲、プロデュース等にも才能を発揮、本来のジャズの枠組を崩さずにその可能性を大きく広げたと熱く訴えている。生憎全く聴いたことがなく数枚買ってみたところ…数枚聴いた程度では評価しにくいが、若干二十歳で当時の第一線にいたH・ハンコックらと対等以上に渡り合ったというのはその通りかも。2024/06/08

Atsushi Iida

1
著者な遺稿になるそう。ウィントンだったんだ。2016/08/15

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