内容説明
主婦層を中心に多くの女性たちから支持される韓服デザイナー“イ・ヒョジェ”のライフスタイル・ブック。自らが設計したという自宅の隅々から、料理のオリジナルレシピ、贈り物の流儀など、韓服デザイナーならではのセンスあふれる生活術が満載。
目次
ピアノの音色が響き渡る山奥の一軒屋に暮らす喜び
何もない家にある、ないものの場所我が家の台所
お膳でふるまう 日々の食卓
我が家の畑野菜で作る田舎ごはん
自然に育まれた素朴な山のごちそう
漢方薬より体にやさしい健康ごはん
一年に一度の至福のとき旬をいただく
いつまでも記憶に残るおもてなし料理
分け合うほどに情が深まる手作り料理の贈り物
手作りの楽しさ
家事の喜び
いただきものの生活雑貨
思い出の生活雑貨
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シルク
19
韓国のとある山奥に、韓服作りを生業とする1人の女性が暮らしている。変わり者の夫と二人きりで、自然に囲まれひっそりと。毎日往復4時間かけて、ソウルに構えた店と家とを行き来する彼女。滴るような緑の中を、朝は朝霧かき分けて。夜は天の星を数えつつ。おうち仕事が大好きで、味噌やコチュジャン、醤油を保存した大きな甕は彼女の宝物。一室を埋め尽くす器の類も、我が子のように大切にしているもの。疲れて帰ってもいそいそと台所にこもって、何かしている。家の周りの蓮やキキョウ…そこらに生えてる草みたいなもので、くすくす笑いながらご2016/07/17
シルク
8
仕事し過ぎて疲れた時、手に取る。これ買いに行かなくっちゃ、あれしに出掛けなくっちゃと追い回されて、目まぐるしくやってる内にふと糸が切れてしまう。そんな時にも手に取る。ぱらぱらとページを繰って、ちょっと文章読んで、頭の中でヒョジェさんと一緒に、レース編んだりひょうたんのカビ洗い落としたり、水キムチ漬けたり山道てくてく歩いたり、野草摘んで炒めたりクスクス笑いながら野原にテーブルセッティングしたり...ってしてると、心が安らかになってくる。ちいさな女の子が、お花畑でおままごとに没頭しているような感じなのだよな。2020/08/25
まーちん
2
ちょいちょい自分に酔ってる感じや盛ってる感があるものの同じアジアで食材なんかは似ているところもあるのでカルチャーギャップが面白い。夫からもらったものが枕サイズの石、新幹線のお弁当の割り箸、アワビの貝殻って…泣ける。2014/09/06