内容説明
7歳の時、クイーンのブライアン・メイが弾くギターを聴いた瞬間「自分はロック・スターになる」と音楽の担当教師に宣言したトム・ヨーク。レディオヘッド最初のヒット“クリープ”に苦しめられ、その後もアルバム制作ごとに苦悩を重ねながら、メンバーや友人たちに支えられてその都度レヴェル・アップ。『OKコンピューター』はじめ数々の名盤を残してきたレディオヘッドの一員としての活動のみならず、ソロも含めたいちミュージシャンとして―これまでの半生を綴った、本邦初のトム個人に関する評伝。
目次
すべてを見通す目
金曜日に
頭のない鶏
スーパースターDJ
オン・ア・フライデー復活
レディオヘッド
パブロ・ハニー
薄気味悪いやつ
鉄の肺
ザ・ベンズ
呼吸するため
OK コンピューター
人と会うのは楽なこと
キッドA
旅回りのサーカス団
キッドB
選挙運動
泥棒万歳
大きな頼みごと
消しゴム頭
虹の中に
壁を壊す
著者等紹介
丸山京子[マルヤマキョウコ]
東京生まれ。青山学院卒。通訳・翻訳、作詞業。高橋幸宏、pupa、HASYMO、原田知世らの作詞もてがける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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多分、いのっち。
6
子供時代から、ハブロハニーを出すまでが長く書かれている。キッドA~レインボウズまでは、さらさらした文章で語られる。歴史を振り替えると、いつ解散してもおかしくないバンドだということがわかります。意見の食い違いがある時は、喧嘩にならずお互い沈黙し周りも静寂になるというエピソードもありました。パーティではしゃぐより、家に帰って曲を作りたいバンド。OK~期は、馬鹿売れしたが全然ハッピーではなく、ライブが終わるたび、ひたすら同じ事をいろんな人にインタビューされたのは本当辛かったと思う。ファンならぜひ一読を!2016/09/16
mucksan
3
世界的グループRADIOHEADの頭脳である、トム・ヨークの自伝。これを読めば、他媒体のインタヴューなど読まなくてもこの人の魅力が理解できると思います。一つ一つのアルバムごと、デビュー前の話の密度が濃いですね。RADIOHEAD結成前のバンドの話や、DJの話とか。掛け値なしに面白いです。2012/09/25
いしま
3
2500円くらいしたんだけど、4時間位で一気に読んでしまった。内容が薄いわけじゃなくて、凄く面白かったから。でも音楽をこういう文章の形で理解しようとするのは自分の悪い癖かも。でもあのアルバムが生まれる過程には聴いてるだけじゃ想像もつかんわ、なんて思えたり。買って良かった。2011/11/27
さらさら
1
ジョニーがバンドに入る話が好き。2020/11/15
Lucie
1
創造するってやっぱり身を削るって事なんですね。レディオヘッド、聴き続けます。2019/10/29
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