内容説明
本書は、ギター・プレイヤー、コレクター、パフォーミング・アートのファンのために編集された。ストラトキャスターの発展をその構造面から考察したものであるが、本書がより力点を置くのは、あらゆる年代におけるさまざまな出来事に対する視野を養うことである。本書は、ストラトキャスター開発に携わった裏方の人たちの声に耳を傾けるものであり、また、その人たちに、音楽テイスト、製造上の必要性、業界の競争、経済情勢を振り返り語ってもらう場でもある。また本書は、ギターそのものとプレイヤー(有名、無名を問わず)の関係を考察し、演奏者がストラトキャスターを使用して作り出し、そしてこれからも作り出し続ける音楽に、改めて光を当ててみるものでもある。
目次
第1章 そこにレオありき
第2章 開拓者の言葉
第3章 ストラトキャスター誕生
第4章 1960年代:ローズウッド&CBS
第5章 1970年代:暗雲、変わる潮流
第6章 1980年代:追い込まれた名門
第7章 生まれ変わるフェンダー
第8章 1990年代:爛熟するラインナップ
第9章 新千年紀:カスタム・ショップ
第10章 資料&リスニング・ガイド
著者等紹介
大谷淳[オオタニジュン]
埼玉県川越市喜多院門前生れ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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