目次
1章 モリッシーの生まれる11月
2章 謙遜を思ふ時
3章 校長のしきたり
4章 半人前
5章 若きロック評論家の悩み
6章 誰かがさよならと手を振った
7章 スミス結成
8章 転がる石に苔はむす
9章 ロードは楽し
10章 ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?
11章 血に飢えた菜食主義者
12章 僕は君に借りなどない
13章 女王は死んだ
14章 死の影がジョニー・マーに忍び寄る
15章 めでたくもなんともない誕生日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Wen@BL小説積本崩し中(欲シガリマセン読ムマデハ)
1
発売が1998年12月だから、その頃に買って読んだのだろう。
c
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ジョニー・マーが、寡黙な職人肌のギタリストというパブリックイメージではなく、自分の腕に絶対的な自信を持ってはいるが、同時に徹底したリアリストでもある、と描かれているのが興味深い。モリッシーはその優秀な傀儡に過ぎなかった、とも。説得的だ。一定の歴史的評価は受けつつも、スミスが現在やや忘れられた存在になっているのは、過剰なインテリジェンスゆえの凡庸な物語性(所謂ロック神話)の拒否が理由なのだろう。本来ならば、一つのバンドを率いて然るべきエゴを持つフロントマンが、このバンドには予め二人もいたのだ。2010/11/17
水蓮
0
再読。2009/03/15