感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
288
文はフランスのマリー・コルモン。絵はロシア生まれのフョードル・ロジャンコフスキー。『ミシュカ』は、フランスの絵本叢書「ペール・カストール文庫」の1冊として1941年に刊行されたもの。タイトルからはそれとはわからないが、クリスマス絵本である。時はイヴの夜。結末は想像通りだが、それでも心は暖かくなる。絵はロシアのムードも漂い、冬の森の情景が美しい。表紙に見られるように、絵のタッチは古い感じがするが(よく言えばクラシック)、それがまたお話の内容とうまく呼応している。ちなみに、トナカイは登場するが、サンタは不在。2023/11/21
yomineko@ヴィタリにゃん
57
読み友様からのご紹介本です📙意地悪な飼い主のエリザベットの元から逃げ出したこぐまのぬいぐるみのミシュカ。雪の中を歩いていると、キクイタダキという鳥がからかって来たが、ミシュカに驚いて大人しくなった🐦クリスマスイヴなので、トナカイさんのお手伝いをするミシュカ。家々にプレゼントを届けるが、病気の男の子に渡すプレゼントがない!そこで、ミシュカは男の子が置いた木靴の中に入り、自らをプレゼントに。男の子が優しい子でありますように🐻😊🐻2024/10/24
小夜風
26
【図書館】持ち主の元から逃げ出すおもちゃやぬいぐるみのお話は何度か読みましたが、これは凄く意外な展開で「えええっ!」って思いました。ミシュカは良いことをしたんだと思うけど、エリザベットはそんなに酷い子だったのかな~?可愛い絵とお話だけど、なぁんか腑に落ちない(笑)。2015/06/27
カッパ
11
まだまだ2歳の息子には早かった。文字多い。外は楽しいけど家の良さもわかったか?ぬいぐるみさん。2021/03/19
mari
6
意地悪な女の子の家から脱出した熊のぬいぐるみミシュカ。自由の素晴らしさに触れ、もう戻らないと決めますが、クリスマスの夜にトナカイの手伝いで貧しい男の子の家につき、プレゼントがなかったので、自分がプレゼントとしてまたぬいぐるみに戻ることを決意します。今度は大切にしてもらって幸せになれますように。優しい熊のぬいぐるみだなあ、と思うと同時に、おもちゃを大事にしないと本当にでていっちゃうんだよ!という脅し?2013/11/30