海と灯台の本

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 31cm
  • 商品コード 9784400750024
  • NDC分類 E
  • Cコード C8716

内容説明

子どもたちよ灯台のようであれ!くらやみで航海できない人たちのために、明りで行く手を照らすのだ!20世紀ロシアを代表する革命詩人の、幻の絵本が復活。革命詩人が子どもたちに託した希望。

著者等紹介

マヤコフスキー,ウラジミール・ウラジーミロヴィチ[マヤコフスキー,ウラジミールウラジーミロヴィチ]
ロシア未来派を代表する詩人。1893年、グルジアに生まれる。10代の頃から革命運動に関わり、何度か逮捕された。モスクワ絵画・彫刻・建築学校で学ぶが中退。1912年に初めての詩集『社会の趣味への平手打ち』を出版。以後詩人として活躍し、革命後は精力的に新しい社会の建設を呼びかける創作や講演を行ったが、1930年にピストル自殺を遂げた

ポクロフスキー,ボリス・ウラジーミロヴィチ[ポクロフスキー,ボリスウラジーミロヴィチ]
画家。生年については1900年、1898年の説があり、没年は不明。レニングラード出身という情報もある

松谷さやか[マツヤサヤカ]
1937年、東京に生まれる。早稲田大学大学院露文科修士課程を修了。児童図書の編集を経て、ロシア児童文学の翻訳、研究に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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吉田あや

81
第一次大戦前夜、詩人としてデビューしたマヤコフスキー。自信と信念に裏打ちされ、焔のように燃えながらも時代の変化とともに魂を削り取られ、破裂するようにその生涯を終えた印象を持っていたので、この絵本が刊行された当時マヤコフスキーの絵本!?と驚いた。児童文学にも力を入れていた頃があったのは意外だったけれど、そんな前向きな熱量を持ったまま長く作品を書いて欲しかったと今更ながらに残念に思う。描かれる広大な海には自由が広がり、時に不安に飲まれ、荒々しい争いや(⇒)2021/05/10

keroppi

34
図書館にて。1927年のロシアの絵本。何処で見たポスターのような表紙に思わす手に取りました。灯台のように生きろと説く絵本でした。2017/08/11

gtn

27
ロシア革命に殉じた著者。荒波に巻き込まれそうになる民衆の灯台になれと子供たちに訴える。だが、ある日ふと、灯台と信じていたものが灯台ではないと気付いてしまったのか。最期ピストル自殺を遂げたのも、そんなことを小さき者に説いてきた慚愧か。2021/08/02

ひめぴょん

16
背景を知らなくとも、この本の絵と言葉から力強いメッセージを感じます。「夕ぐれも夜ふけも航海はとてもむずかしい。」航海に限らず車の運転も難しい。夜はいろんなものが見えにくい。そんな航海には灯台が必要。「子どもたちよ 灯台のようであれ!くらやみで航海できない人たちのために明かりで行く手を照らすのだ!」見えるようになるためには明かりが必要。進むためには指針が必要。そんな存在になることは難しい。そんな存在をさがすことも難しい。見えない時、方向が分からない時 明るく照らすもの、方向を導いてくれるものがあるとありがた2023/10/16

ヒラP@ehon.gohon

7
教育的というよりも教条的な、極めてメッセージ性の強い絵本です。 革命を通してマヤコフスキーの描いた理想社会は、歴史の中で 姿を変えたように思います。 でも、その事実を踏まえた上でも、この絵本の意味はとても大きいと思います。 絵本に描かれた人や船や海の象徴するものを掘り下げていくと、革命当時のロシアの姿が浮かんで来るように思いました。 何故かエイゼンシュテイン監督の「戦艦ポチョムキン」を思い出しました。2015/07/10

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