幸福のレシピ―チャイルド・ライフの世界より

藤井 あけみ【著】

新教出版社（2010/06発売）

• サイズ B6判／ページ数 127p／高さ 19cm
• 商品コード 9784400527145
• NDC分類 498.14
• Cコード C1016

内容説明

子どもが幸福になれる世界とは―チャイルド・ライフ・スペシャリスト（ＣＬＳ）は、病気の子どもたちと家族を精神的にサポートする専門医療スタッフ。ＣＬＳとして働く病棟現場での、喜びも悲しみもいっぱいつまった出会いと別れ。その中から著者のみずみずしい感性がつかみとった幸福のレシピを贈ります。

目次

春休みの外来で―義眼の装着…得意気に
オーロラ姫のダンス―給食って楽しいはず
新幹線の喫煙車両―全線禁煙と叫びたい
お祭りだったよ―検査の怖さ和らぎ笑顔
お絵描きの極意―形を強要せず自由に
泣けない子ども―世間体なんか関係ない
おなかの赤ちゃんの人権―胎内で母親ときずな
幸せですか？―愛されてこそ愛せる
すうくんの贈り物―病院に家族の視点
カステラとふふふ―大好きな絵本で心軽く〔ほか〕

著者等紹介

藤井あけみ［フジイアケミ］
チャイルド・ライフ・スペシャリスト（ＣＬＳ：Ｃｈｉｌｄ　Ｌｉｆｅ　Ｓｐｅｃｉａｌｉｓｔ）。横浜市出身。青山学院大学文学部史学科卒。１９９７年Ｍｉｌｌｓ　Ｃｏｌｌｅｇｅ大学院チャイルド・ライフ課程修了。帰国後、浜松医科大学附属病院、名古屋第一赤十字病院、宮城県立こども病院、国立がんセンター中央病院、千葉県こども病院にＣＬＳとして勤務する。２００９年より九州大学大学院統合新領域学府にてチャイルド・ライフ・スペシャリスト特論を担当。特任准教授。２００１年、日本チャイルド・ライフ研究会を設立し代表をつとめる。現在札幌市在住。家族は夫、子ども二人（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[よしか]

たぶん、私は一生読んでいく本です。子どもの幸せを考える上で、子どもの視線に立つこと、権利を守るということがどういうことかなど考える視点を与えてくれています。子どもや家族へのアプローチのしかたは職種別だけでなく、その個々の子どもやファミリーのおかれている環境によっていろんな方法があるなかで、こういう物の見方があることも沢山の人にに知ってもらえたらなと思います。忙しい現実の医療現場のなかで如何にして、浸透させていくか。。。すごく難題ですが、私もちゃんと向き合っていきます。

2013/05/28

[tototomoton]

以前にも読んだ事が会った一冊ですが、改めて手にとってみました。日本のチャイルド・ライフ・スペシャリストのパイオニアの女性ですが、同時に医療現場だけでなく、子育てや教育に関わる人なら誰でもとても心に響く一冊だと思う。お勧めです。私は子育てにイラッときたら一章（２ページ）だけでも読もうと思う。

2011/11/20

[non]

心が暖かくなるような、自分が大切にしたいことがいっぱい載ってた。こういう小さい時から大切にしたいと思っていたことをこれからも大切にしていきたいな

2020/02/06