内容説明
本書は、聖書テキストと集中して対話してゆくことを目指しており、女性と男性の神学者ばかりか、すべてのキリスト者に向けられています。そして、遠く辺鄙なガリラヤ地方のナザレの出身の、無名の女性であったイエスの母マリアが、どうして信仰者の模範と希望になりえたかという問いを問題にしています。
目次
第1章 マタイとルカ福音書のクリスマス伝承のなかのナザレのマリア(マタイ福音書に見られるナザレのマリア;ルカ福音書に見られるナザレのマリア)
第2章 イエスの活動の記述のなかのナザレのマリア
第3章 共観福音書の十字架と復活伝承のなかのナザレのマリア(マルコ福音書のなかのマリア;後続するマタイ福音書とルカ福音書のなかのマリア)
第4章 ヨハネ福音書のなかのイエスの母
結び