内容説明
激動の韓国現代史を生きたキリスト者の証言。日本植民治下の少年時代の記憶、戦後に東京神学大学とアメリカのユニオン神学大学に留学したこと、信仰の課題として社会の問題に目覚めるようになったこと、民主化闘争の渦中で幾たびも投獄を経験し、教会堂での礼拝が妨げられ6年間にわたり警察署前で路上礼拝を続けたこと…。原著は2010年に刊行されるや韓国でベストセラーとなり、2011年萬海韓龍雲文学賞を受賞した。
目次
1 私を育てたクリスチャンホーム
2 神学の探求
3 都市貧民の中へ
4 維新体制との対決
5 民主化運動の受難
6 民主化を再び阻んだ新軍部
7 春はまだ来ない
著者等紹介
朴炯圭[パクヒョンギュ]
『路上の信仰―韓国民主化闘争を闘った一牧師の回想』で2011年萬海韓龍雲文学賞を受賞。民主化運動記念事業会初代理事長
山田貞夫[ヤマダサダオ]
1938年山口県生まれ。早稲田大学法学部及び同大学院卒業(修士)。高校教師、萩焼販売会社経営を経て、1998年韓国留学。ソウル大学語学研究所で語学研修ののち、忠北大学校大学院史学科修士修了(考古美術史専攻)。帰国後、高麗博物館理事に就任。2007年より同博物館理事長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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