内容説明
本書は、ボンヘッファーがナチ下で厳しい闘いを強いられていた1938年に執筆された。キリスト者の霊性を尋ね求める人に今なお尽きない示唆と励ましを与え続ける名著であり、彼の書物の中で最も広く愛読されている。このハンディ版は、2004年の改訳新版の訳文に手を入れてさらに読みやすくし、文字も大きくした普及版である。
目次
1 交わり(恵みとしての交わり;イエス・キリストを通しての、またイエス・キリストにある交わり ほか)
2 共にいる日(朝;詩篇の秘密 ほか)
3 ひとりでいる日(ひとりでいることと交わり;ひとりでいることと沈黙 ほか)
4 仕えること(言葉をつつしむという奉仕;謙虚という奉仕 ほか)
5 罪の告白と主の晩餐(交わりへの突破;十字架への突破 ほか)
著者等紹介
ボンヘッファー,ディートリヒ[ボンヘッファー,ディートリヒ] [Bonhoeffer,Dietrich]
1906‐1945。ドイツの牧師・神学者。24歳で大学教授資格論文を完成させるほどの俊才であった。絶対非暴力主義者であったが、ユダヤ人絶滅を図るナチの蛮行を前にしてついにヒトラー暗殺計画に加わった。しかし秘密警察に逮捕され、ドイツ敗戦の1か月前に39歳で処刑された。その生き方と思想は、第二次大戦後のキリスト教会と神学に大きな影響を与えた
森野善右衛門[モリノゼンエモン]
1928年、広島市に生まれる。1945年、旧制高崎中学卒業。1948年、旧制松本高校理科甲類卒業。1953年、広島文理科大学物理学科卒業。1957年、東京神学大学大学院修士課程修了(ボンヘッファーの神学)。日本基督教団信濃町教会、同若草教会牧師を経て、1966‐96年、東北学院大学キリスト教学科教員(実践神学)。1971‐72年、カナダ・トロントに留学(エキュメニズムと第三世界のキリスト教)。現在、日本基督教団関東教区巡回教師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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