感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
60
【教会標語~すべての人のための教会になる――神様は、どうでもいい「いのち」をお創りになるほどお暇ではありません】コロナ禍が深刻化していく2020年4月から7月になされた、八幡キリスト教会牧師にしてホームレス支援をする「NPO法人抱樸」代表による説教集。<コロナは、この社会が持っていた脆弱さや差別性を明らかにした。同時に、教会の存在意義が問われた。私たちキリストの教会は「パン」と「神の言」を届けることができただろうか。東八幡キリスト教会は問われ続けている。この本は、この間の教会の格闘の記録でもある>。推薦!2023/03/13
Koji Takahashi
9
宗教とは、心の拠り所であり、メタファーである。 正しい行動を選択する時に?物差しになるのだと思う。 正しいことを伝えるにはユーモアが必要です。 奥田牧師の言葉は、ユーモアの中に人としてどう生きるかのヒントがある。 2021/12/25
marianne
3
日曜の朝は東八幡教会のオンライン礼拝を視聴します。宣教が始まると胸を打たれる言葉の数々を思わずメモメモ!けれど悲しいかな、いつの間にかメモたちはどこかへ散逸…そんなわたしにとって宣教がまとめられた本書は、まさに福音です!あとがきの奥田牧師が講壇に上るときの神への祈りの言葉が忘れられない。人と、言葉と向き合ってこられた重さと深さ。心に刻んでおきたい。2022/08/09
zhiyang
0
今読むと「"コロナ初期"ってこんな感じだったなあ」という思い出に浸る感じに……。「絶望は人の思いから来るが、希望はもとより外在している」とか「悔い改めとは方向転換のことである」とか、いくつか何度も使われるモチーフがある。この著者の(あるいはキリスト教の)中心的な考え方なんだろうか。ホームレス支援を行っていることが説得力も生んでいる。ユダと自己責任論や、黙祷と「祈り」の説法が印象に残っている。人は裏切る、しかしすでに「祈られている」という考え方はそりゃ広まるよなー、と。2022/08/14