感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
3
もっと抽象的な内容を想像していたのだが、相当に具体的な内容で、ちょっとびっくり。倫理学とは本来そういうものだとも言えるが。ただ、第一章に関しては、著者の愛人との関係を思うと、素直に読めないというのが正直なところ。また、今日のジェンダー的観点からすると色々と問題が指摘されそうでもある。個人的にとりわけ興味深かったのは、第三章か。国際関係、あるいは隣国との関係を「近い者と遠い者」と表現するのが、著者らしい。どんな場合にあっても、神の声を聞き取ろうとする姿勢。困難ではあるが、そこから始めるしかないということか。2021/08/21
なつき
0
『キリスト教倫理Ⅱ』読了。Ⅰに引き続き、カール・バルトによる『教会教義学』の要約。Ⅱは第三巻第四分冊の127ページから366ページ。「男と女」「親と子」「近い者と遠い者」というふうに、結婚などの具体的生活について述べられる。一般の宗教のイメージで読むとびっくりするほど現実的。2017/01/19
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