出版社内容情報
9・11以降テロとの戦いを前面に掲げるアメリカの武力政策の背後にあるイデオロギーをめぐる諸問題の学際的な論究集。
内容説明
「アメリカの平和」の内実をアジアの視点から看破し、真の平和創造への方途を探る。
目次
1 「ブッシュの戦争」とキリスト教原理主義―グローバリズムとアメリカの宗教戦略
2 「アメリカの平和」を越えるもの―イラクにおける「人間の盾」の経験から
3 アメリカは変わったか―「帝国」における「影との戦い」
4 現代テロリズムと民族・宗教紛争―インドネシアを事例として
5 「アメリカ的キリスト教」の検証―九・一一自爆攻撃の煙の中から姿を現わしたアメリカ教の素顔
6 ブッシュ・ドクトリンと東北アジアの危機―平和をどう求めるか
解題 キリスト教「帝国」アメリカを読む