目次
第1章 問題の所在
第2章 16世紀国家と西欧精神史
第3章 『セネカ寛容論注解』における政治
第4章 『キリスト教綱要』初版の政治思想的問題
第5章 教会形成と政治
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
5
「カルヴァンが、正統的なキリスト教理解を拒んでいるとの廉で、セルヴェトゥスを死刑に処することに同意したのは事実である…1541年、カルヴァンはジュネーヴの立法委員に任命された…その成果である1543年の法改正で、かえってジュネーヴの寡頭政は強まったことが今日では定説となっている…「近代民主主義のドグマと全く無縁」であり、「人民主権も個人の諸権利も信じていなかった」とし、「カルヴァンの個人的な見解はこのうえないほど非民主的で権威的だった」とする指摘は、言葉は過激であるものの、全く根拠を欠くものでもない」2017/03/24
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