出版社内容情報
多種多様な原理主義の潮流を統一的に理解する好著。プロテスタント、カトリック、イスラーム、ユダヤ教他アジアの諸宗教の思想潮を取扱う。9・11以後の世界状況を理解するために有益。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もえた
1
宗教に関する難しい概念を、分かりやすく記述している良著・良翻訳です。 感銘を受けた2点を挙げます。 ・原理主義者は、近代の持つ欠陥に鋭く反応する感性だけはあったが、その欠陥への対応を誤っている。 ・何らかの明確な形のあるものに固執するのは、近代的な物質主義の思考の枠組みにはまり込んでいる。 これらの指摘は、今の日本にある過激な思想や、新興宗教について考える際にも当てはまります。 キリスト教を含む信仰というものが、本質的に排外主義を持っているわけではないことが理解できます。
勘太郎
0
以前、読んで大分時間が経った 現在の世界を予言していたようだ
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