内容説明
未完のライフワークの完全新訳。ボンヘッファーが最も大切な仕事として取り組み、ナチによる逮捕と刑死によってついに未完に終わった倫理学。新版全集第6巻(DBW6)は、秘密警察の監視を逃れて慌ただしく書き継がれた草稿群を徹底的な校訂によって成立順に再構成し、膨大な脚注を付して、著者の構想を余すところなく明らかにした。キリスト教倫理の可能性を鮮やかに指し示す言葉の数々が、全く新たな訳でよみがえる。
目次
キリスト・現実・善―キリスト・教会・この世
形成としての倫理学
遺産と退廃
罪責・義認・新生
“究極的なもの”と“究極以前のもの”
“自然的生”
歴史と善(第一草稿)
歴史と善(第二草稿)
神の愛とこの世の崩壊
教会と“この世”1
この世に向けた教会の言葉の可能性について
主題としての“倫理的なこと”と“キリスト教的なこと”
具体的な戒めと神の委任
著者等紹介
宮田光雄[ミヤタミツオ]
1928年生まれ。東京大学法学部卒業。東北大学名誉教授。政治学・政治思想史
村松惠二[ムラマツケイジ]
1948年生まれ。弘前大学名誉教授。博士(法学)。政治学・政治思想史
本田逸夫[ホンダイツオ]
1956年生まれ。東北大学大学院修了。九州工業大学名誉教授。日本政治思想史
小嶋大造[コジマダイゾウ]
1974年生まれ。東北大学大学院農学研究科博士課程前期修了。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科教授。この間ベルリン自由大学客員教授など。公共政策・日独比較政策
星野修[ホシノオサム]
1953年生まれ。東北大学大学院法学研究科修士課程修了。山形大学名誉教授。政治学・政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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