内容説明
本書は、カール・バルトらが提起した幼児洗礼否定論と成人洗礼の必然性を真摯に受けとめつつ、現代社会における教会形成と信仰告白のあり方から二様の洗礼の意義と働きを活かそうと試みる。そのために教会教育・教会訓練のあり方に徹底的な反省を迫る本書は、伝道と教会形成に閉塞感を抱くわが国の教会にも豊かな示唆に富むであろう。
目次
未解決の問題(教会が言っていること;母親たちが言っていること ほか)
洗礼とは何か(洗礼のもとになっている事がら;洗礼の成り立ち(要約としてのまとめ) ほか)
危機の焦点―幼児洗礼(危機のきざし;乳児に洗礼を施すのは違法か ほか)
結論はどうなるか(手がかり―過程(プロセス)としての洗礼
洗礼の始まりと受洗志願者教育―幼児洗礼を変えること ほか)
付録(洗礼礼拝;両親ゼミナールと結びついた、洗礼制度のモデル ほか)
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