内容説明
テキスト、解釈行為、倫理。「読む」ことに伴う不可避の連関を徹底的に追究した7編。また巻末に、リクールの聖書解釈学がカトリック教会にも及ぼした影響とその意味を考察した訳者による補論を収録。
目次
宗教の哲学的解釈学―カント
問題の“黄金律”
聖書の言説における声と書の絡み合い
「理解を求める信仰」―その聖書的先例?
ひとつの聖書からもうひとつの聖書へ
愛と正義
著者等紹介
久米博[クメヒロシ]
1932年生まれ。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。宗教学博士(ストラスブール大学プロテスタント神学部)。桐朋学園大学教授、立正大学教授を歴任
小野文[オノアヤ]
1973年生まれ。言語科学博士(パリ第10大学)。現在、慶應義塾大学理工学部准教授。専門は19‐20世紀フランスの言語思想史
小林玲子[コバヤシレイコ]
1953年生まれ。宗教史・宗教人類学博士(パリ第4大学)。哲学博士(パリ・カトリック学院)。現在、聖母女学院短期大学、児童教育学科教授。Laboratoire de ph´enom´enologie herm´eneutique研究員、日仏哲学会会員、日本基督教学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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