内容説明
聖書解釈学という切り口からバルトを読むと見えてくるもの、弁証法やアナロギアを通し浮かび上がるバルトの福音理解、また神学史家としてのバルトの慧眼。バルト神学の本質に迫った半世紀に及ぶ研究の総決算。
目次
第1章 バルトの聖書解釈学、そして聖書と啓示(『ローマ書』の解釈学;聖書と解釈学:『教会教義学』第3章を中心に;次章に向けて:真の弁証法と偽の弁証法)
第2章 バルト神学の連続性と発展(課題と方法;弁証法と類比:その存在論:類比の弁証法:その認識論;持続性と発展)
第3章 バルトの近代神学史理解―近代神学への転換をいかに理解するべきか(歴史の見方;バルトの近代理解;近代の科学的理性と宗教)
著者等紹介
宇都宮輝夫[ウツノミヤテルオ]
1950年生まれ。1972年北海道大学文学部卒業、1974年同大学大学院修士課程修了、1976年同博士課程中退。同大学文学部助手、室蘭工業大学助教授、北海道大学助教授を経て、1996年北海道大学教授。2015年同大学定年退職、北海道千歳リハビリテーション学院教授。2017年北海道千歳リハビリテーション大学教授。専門はキリスト教学、宗教学、死生学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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